あらすじ
婚約者であるカールトン王子に接近した「聖女・ミラ」への悪質ないじめの罪で、断罪されると噂の悪役令嬢・ソフィア。
その噂通り、ソフィアはカールトン王子と聖女ミラの前で告発され、婚約破棄要求をされることに!
しかし、ソフィアは揺るがない。
カールトン王子の隣に立つ者として毅然としていなければならないから…
そして、誰かにとって悪になってでも王子を取り戻してみせると誓っていたから。
不利な状況だと思われたソフィアだが、事態は意外な方向に…!?
感想
「悪役令嬢みたいに断罪されそうだったけど、全力で愛されてます! 不幸な運命に「ざまぁ」しますわ! アンソロジーコミック 3巻」に収録されてる作品の一つ「悪役令嬢は揺らがない」。
すっごく意外な展開で面白かったです!カールトン王子に起きた変化は、てっきりソフィアではなくミラを好きになったから…なのかと思っていたけど、結末への伏線でしたか!
それに「王子を取り戻してみせる」というソフィアの誓いが「ミラから」ではないというところも良い!
なんならミラは、ソフィアの協力者というかソフィアを崇拝しているというか…笑
ミラのセリフに、ソフィアとカールトン王子が死んだ魚のような目をするシーンには思わず吹いてしまいました。ミラがおバカですごくかわいい。露店の挿絵も面白かったです。
でも、じゃあ「王太子とミラが愛し合う仲」なんていう噂が流れたのか、目撃された「二人が手を繋ぎ見つめ合っていた」というのは何だったのか…ということになるわけですが、
これこそが、ソフィアが「王子を取り戻してみせる」と誓った理由でもあり、カールトン王子に起きた変化でもあるのです!
本当にすごくよくできたストーリーなのでめっちゃおすすめです!!