あらすじ
婚約者レックスの浮気に呆れながらも、家格の問題や親に心配をかけてしまうという理由により婚約解消できないでいたクラリッサ。
そんなクラリッサには、顔も知らない相談者がいた。
その出会いは二か月前のこと。
偶然入ったお店で不思議な魔石と出会ったクラリッサ。
これは、魔法科の先生に鑑定をしてもらった方がいいかもしれないと考えていると
なんとその魔石から“ラド”という男性の声が聞こえてきたのだ。
最初こそ戸惑っていたクラリッサだが、それをきっかけに魔石を通して彼と交流を始める。
婚約者にされた仕打ちや授業のこと、美味しかった学食のことなど…眠る前のほんの短い時間だけど、クラリッサはその時間を楽しんでいた。
しかし、ある日ラドが「近いうちに俺が婚約をどうにかしてやる」と言い始めて…!
感想
「不幸令嬢でしたが、ハッピーエンドを迎えました アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ「浮気癖のある婚約者について相談していたら、相談していた相手が一番危険だった」。
浮気者の婚約者とその浮気相手に濡れ衣を着せられそうになりますが、大逆転!!
クラリッサも全然負けていなかったけど、ラドの登場でスカッとしました。
ラドの正体はなんとなく偉い人なんだろうなと予想がつきましたが、魔石がまさかの……。
短編なので二人が結ばれるまでですが、強引なラドの執着?溺愛?をもっと読みたかったです。