あらすじ
聖なる力で魔物の脅威から国民の生活を守っている一人の聖女と三人の巫女「四聖」。
その四聖候補の一人である男爵家の娘アリーヤは、落ちこぼれだった。
そんなある日、アリーヤは婚約者のキールから婚約破棄を告げられる。
「四聖になれない落ちこぼれのお前と婚約を続ける意味がない。四聖になれないお前が悪いんだ」
キールの浮気相手とキールから見下されて散々なアリーヤ。
しかし、実はアリーヤにはキールのために隠し続けていた力があった。
「見てなさいキール!あなたの望みどおりにしてやるわ!」
ついに力を解放することにしたアリーヤだったが、周りでとんでもないことが起こり始めて…!
感想
アリーヤの世話役の神官(実は…というのがあり)・カインとの恋は早い段階で成就するので、二人の恋の行方を楽しむというよりは、
悪い人たちの起こす事件とそのざまぁ、そして四聖たちの友情が楽しめる作品でした。
このざまぁがなかなかエグい!!
カインとアリーヤ、四聖たちの友情がほのぼのしているので、余計にざまぁがエグく感じました笑
誰の意見も受け入れず、見たいものしか見ず、信じたいものしか信じない…だから、あれほどのざまぁも仕方ないんだけど。
その中で、アリーヤに嫉妬していたカトリーナの心の変化、葛藤と苦悩は読んでいるだけで胸が苦しく。
変わりたいのにそれができない環境と覚悟…最初は嫌な奴だと思っていたけど大好きになりました。