「悪役令嬢みたいに断罪されそうだったけど、全力で愛されてます! 不幸な運命に「ざまぁ」しますわ! アンソロジーコミック 4巻」に収録されてる作品の一つ「婚約破棄された生贄聖女は魔王城にて幸せを掴む ~世界を滅ぼしたいと魔王に懇願したはずが「この世界がなくなったら君と愛が育めないから却下だ」と溺愛されています~」です。
あらすじ
自国全土と友好国を巡る「聖女の巡礼」から3年ぶりに帰還したクラリスは
国のために、民のために、毎日魔力がカラカラになるまで力を使ったのに
謂れのない罪で魔王への生贄として献上されることに。
国民や友好国からの巡礼への不満、婚約者の浮気…この世界に私の居場所なんてなかったのかもしれない。殺されるくらいなら最期は自分で…
と湖に飛び込むクラリス。しかし目を覚ますと、そこは魔王城のベッドの上だった。
しかも、魔王・カインはクラリスに優しくて…。そんなカインにクラリスはある申し出をする。
「一緒に世界を滅ぼしてみませんか?」と。
感想
神殿長や王子、王子の浮気相手に陥れられたクラリス。3人はちゃんと断罪されて、国民の本当の声も聞けて
これでハッピーエンド!なのかと思いきや、カインの過去や巡礼中のことまで明らかに。
変化魔法で、ずっとクラリスのことを見守っていたんですね。
普段はクールなのに、クラリスに全部バレてしまって動揺しているカインが可愛かったです。
二人の結婚式での会話も素敵。「世界を滅ぼしてはいけない理由」が前とは違うところにキュンとしました。