【ネタバレ感想】政略結婚の夫に「愛さなくて結構です」と宣言したら溺愛が始まりました

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あらすじ

家族から虐げられる伯爵令嬢マルグリットは、王命で敵対する公爵家の次期当主ルシアンと政略結婚することに。


「お前を愛するつもりはない」


「わたしも愛する気はありませんので、どうぞご心配なく!」


「……」


冷遇されても明るく振る舞うマルグリットにルシアンは次第に心を開き、妻を愛するようになるが――不器用な二人のすれ違いは続いていき!?



感想

王命により長年の天敵である公爵家のルシアンに嫁いだマルグリット。当然歓迎されるわけもなく、夫ルシアンからは「お前を愛するつもりはない」と言われるし、ルシアン母の命令により使用人たちからも冷遇されるし(追い出すために)。


ですが、マルグリットはノーダメージなのです。実家に比べたらすごく幸せだと。それほど実家で虐げられてきたんだと思うと可哀想なんだけど、それをちょっと忘れてしまうくらい生き生きしてる。


気持ちがいいほど前向きで、使用人たちからの仕打ちに「詰めが甘い」と評価してしまうほど(最後には、マルグリットが嫌いで家から追い出そうとしていたルシアン母を圧倒するんですが、その対決がすごく面白かった!!)。


そんなマルグリットに困惑しながらも惹かれていくルシアンですが、こちらもまたマルグリットとは別の理由で恋愛に慣れてないので、二人の気持ち?考えていることが?すれ違いコントみたいで面白かったです。


好意を向けられることに慣れてないマルグリットは、ルシアンの照れ隠しの言動を「嫌われてるんだわ」と勘違いするし、ルシアンもルシアンでマルグリットの言動に落ち込んだり……この両片思いのジレジレ感がたまりませんでした。