「100日後に死ぬ」と神様から告げられた主人公・ルルーシェ。
その最期は悲惨なもので、身に覚えのない噂で断罪された後、婚約者(浮気相手がいる)の手で殺されるというもの。
しかも、ルルーシェの死後、家族は人身売買に掛けられ、婚約者も暗殺者の手により半身不随に…。
それを知ったルルーシェは、残していく家族のために、殿下のために、殿下を支えてくれるであろう浮気相手のために、
美しい死を遂げるという神様との約束のために…残された時間を費やし、最悪な未来を回避しようとするが…!
という始まりです。
この作品、めっちゃ泣ける。特にルルーシェの最期のシーンなんて…泣かないわけがない!!というほどでした。
100日を全力で残される人のために生きたルルーシェと、そんなルルーシェに「今度こそ自分のために生きて欲しかった」神様…
切ない、悲しい、でも潔い。出会えてよかったと思える作品の一つです。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
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「100日後にきみは死ぬ」
公爵令嬢ルルーシェは神様から天啓を受けた。
ただでさえ婚約者の王太子殿下は他の女にうつつを抜かし、婚約破棄は目前と言われているのに……。
しかもその未来を知ったとて、ルルーシェの死は変えることができない。
だが、死に様やその影響は変えられる──そう教えられたルルーシェは神様に賭けを申し出る。
「わたくしの死に様が美しければ、褒美を下さい」
「いいよ。次の人生に望むモノを何でもあげる」
ルルーシェは残していく家族への支援や、己の死の裏で蠢く「陰謀」を止めようと行動するが──。
悔いのない優美な最期を迎えるため、神様すらも翻弄する、ルルーシェ最後の100日が始まる。
感想
神様に「残り100日の人生がそれでいいの!?」と心配されてしまうくらい
残される人のために頑張るルルーシェ。
だけど、それが義務ではなく前向きに楽しんでいるところが良かったです。だから、悲壮感がないのかも。
ストーリーが進むと、婚約者である殿下の浮気の真相や本音が明らかになり
自分を陥れようとしていた人物も明らかになるのですが
「彼もいてこその、私の人生なの」
と言えるルルーシェがかっこよかったです!!
そんなルルーシェだから、最期がめっちゃ泣けた。
あー、こんな切ない終わり…と思いきや、ラストで神様とした「約束」が果たされます。
そうか、ルルーシェのご褒美はそれなんだね…
みんなの幸せを願ったり、未来で婚約者と会えるように…とかそういうのかなと思ってたけど。
未来への希望がある素敵な結末でした。