あらすじ
「アランを愛さない」という契約で、十歳の義娘がいる公爵アランと結婚をしたソフィーア。
そんなある日、ソフィーアは予知夢を見る。
それは、義娘レベッカが反逆罪で処刑される未来だった。
アラン様との契約を破棄破棄されないためには、レベッカ様とは関わらないほうがいい…
そう理解しつつも、愛されたいのに愛されない悲しさを知っているソフィーアは、レベッカの破滅を回避するために奮闘することに。
するとアランの可愛らしい一面も見えてきて…？これは、偽物の家族である三人が、本物の家族になるまでの物語。
感想
愛を知らずに育ったレベッカが断罪される未来を回避するため、家族としてレベッカを愛するソフィーア。
そんなソフィーアの愛に触れて、謝ってばかりだったレベッカが天使のような笑顔を見せるようになったり、意見を言えるようになったり。その過程にウルッとしました。
てっきりアランはレベッカに興味がないのかと思っていたけど、こちらもまた家族に恵まれず“家族”がどういうものなのか分からないだけで、話せば理解してくれるし優しい人（教育係のこととかホットケーキの件とか）。
しかも、冷たそうに見えてけっこう可愛いところもあって、ほっこりしました（ソフィーアの身に降りかかる火の粉（妹とか）を、ことごとく撃退したところはかっこよかった！）。
家族に恵まれなかった三人が本物の家族になっていく素敵な作品。
ソフィーアとアランは本当の夫婦になれるのか（あの夢の通りになる！？←期待）、レベッカの未来が回避されるのか…続きが楽しみです！！
