「僕にはもうお前はいらないんだよ」
家のために国の平和のために、好きでもない婚約者・レオナルト王子に気に入られるよう努力してきた公爵令嬢・ノーラ。
しかし
「最愛の人ができた」と婚約破棄をされてしまいます。
しかも、その最愛の人とは自分をいじめてきた腹黒エリーザ。
しかし、ノーラには気になることが…
「エリーザのやつ、あの王子のことちゃんと知っててあんなことやってるんでしょうね…？」
婚約破棄された翌日。
王家とのつながりがなくなる父の立場が気になるものの、自由を満喫するノーラ。
そんなノーラに新たな婚約話が持ち上がります。
その相手は、気に入らない人間は一族もろとも無実の罪で投獄するという
噂の第七王子・アシュトンで……！？
という始まりです。
剣術にも魔法にも優れていて、中身も男前な公爵令嬢・ノーラ（本当は冒険者になりたかった）。
そんなノーラの新しい婚約者は冷酷非道と噂のアシュトンなのですが
なんとノーラは初対面でアシュトンに決闘を申し込まれます。
最初こそ断ろうとしていたノーラ…しかし、許せない発言があり受けて立つことに！
「人を傷つけるために剣を振るうなんて許せない！その根性を叩き直して差し上げる」
と思っていたノーラですが、剣を交えて彼の優しさに気付き…。
強くて優しくて最高に素敵な二人です。絆が深い。
特にノーラの「隣を歩く自信がないなら、私があなたの前を歩く」というかっこいいシーンに感動してしまいました！
めっちゃ男前！！
読んでいて本当に気持ちがいい元気がもらえる作品でした。
タイトルの「話が違う」が恋愛絡みだけではないというところが
また壮大で面白い（あまりにも想定外すぎて）！
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
「ノーラ！ 君との婚約は白紙にさせてもらう！」
嵐の日。私ノーラは、第一王子のレオナルトに婚約破棄を言い渡されてしまう。
どうやら彼は真実の愛とやらを見つけて、エリーザ伯爵令嬢と婚約するらしい。
しかも私はそのまま、冷酷無比と噂の第七王子アシュトンとの婚約を押し付けられてしまった。
怖い人と聞いていたけど、私の前に現れたのは漆黒の髪の美しい男。
さらに私は決闘でアシュトンを負かしてしまい、彼に気に入られる。
どうなることかと思ったけど、アシュトンはすごく優しく、街の人々から慕われている王子であった――。
アシュトンに溺愛され、充実した日々を送っていたある日。
エリーザ令嬢が「話が違う！」と怒鳴りにきた。
え？ 知らなかったの？ 彼は……。
感想
王太子妃になれると思っていたエリーザですが、レオナルトの隠しごとやクズっぷりが発覚します。
それがタイトルの「話が違う」ということなのかな？と思いきや
アシュトンとレオナルトの因縁、エリーザも知らなかったエリーザの秘密、そして企み…
読者がワクワクするような「話が違う！」が満載のストーリーで大満足でした。
この作品、本当におすすめです！
