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「悪役令嬢なのに、婚約破棄されて溺愛ハッピーエンド! 異世界恋愛ショートストーリーズ」に収録されてる作品の一つ『「責任取ってください」は求婚の言葉ではありません!』。
ドラゴンゾンビから民を守るため、祈り続けた聖女・ウルスラは、現れた魔王・アマデウスと会話の流れで契約をしてしまいます。
でも、これで平和が戻るなら…と思っていたら、去り際に魔王アマデウスからとんでもないことを言われて…
「あ、言い忘れたが、力を与えた代わりにお前からは『人に愛される能力』をもらったからな」
先に言えよ!と後悔してももう遅い。聖女・ウルスラは、その言葉通りドラゴンゾンビからみんなを守ったのに、人に避けられ…山のように仕事を押し付けられ…ついには国外追放されてしまいます。
そんなウルスラの前に現れたのが、あの魔王アマデウス!しかも…今更、クーリングオフとアフターサービスの説明をしてきて…!
だけど、自分のことを「便利な道具」としか思っていない人間のところには戻りたくないと思ったウルスラは、クーリングオフもアフターサービスもいらないけど、代償について事後報告だったことの責任は取ってほしいと伝えます。
すると、何を勘違いしたのか「ま、まさか結婚か!?」と言い出して…!
という始まりです。
とんでもないマイペースで人の話を全然聞かないんだけど(そして、めっちゃポジティブ)、なんか憎めない魔王アマデウス。
デートコースも墓場や毒沼で笑ってしまいました。でも、こんな人?と結婚したら毎日楽しそう!
ちなみに、「契約の抜け道」もあったりドラゴンゾンビの復讐もあったりして、短編なのにストーリー展開がしっかりしていて大満足の作品でした。