【ネタバレ感想】怖すぎるラスト「ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望」

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感想

子供同士も仲良しで自分たちも仲良しだったはずのママ友から、ある日突然無視されるようになる…この作品は、これから「ママ友」を作る人たちの参考になると思います。ハブった側とハブられた側の両方の視点が描かれているので(ハブられた理由も)。


もともと女の世界は怖い。特に、「ママ友」の関係性は怖いうえに脆い。自分だけだったら「この人なんか違和感だな、合わないな」と思ったら離れることができるけど、子ども同士の仲がよかったらそうはいかない。何なら、子供の些細な言葉で親同士の仲が悪くなることもある。本当に「ママ友」の関係は難しい。


この作品の無視されるようになったサキが、ハブられたことによって気付いたことは「ママ友」を作る時の教訓だと思いました。「子どもがいなければ仲良くしたいと思うタイプじゃなかった」「子どもが仲良しだから親も仲良くしなければいけないという勘違い」…。適度な距離感が大事なんだと。


ちなみにラストはリアルにありそうなホラー。ずっと耐えてきたのに、逃げられると思っていたのに、また地獄が始まる…そんなラストでした。