あらすじ
心当たりがないのに、アーロン殿下から「伯爵令嬢ベティを虐るな」と咎められた侯爵令嬢シンシア。
しかも、私を正妃にしてベティを第二妃にするですって?それってつまり、私に政務を押し付けたいだけですよね?
これ以上付き合いきれないと思ったシンシアは、婚約者候補を辞退することに。
しかし、アーロン殿下のことが好きだったシンシアの目には涙…
そんな彼女を励ましたのは、侯爵家に仕える使用人ギルバードだった。
すると、シンシアは急に苦しみ出して……!?
感想
「不幸令嬢でしたが、ハッピーエンドを迎えました アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ
「百年の恋も冷めました。どうやらずっと呪われていたようです」。
短編なのに読み応えのあるストーリーでした!!
シンシアには「アーロンだけを見る呪い」がかけられていたわけですが、その呪いをかけたのがアーロンではなかったことや、ギルバートの正体&解呪するためにずっとそばで見守っていたこと、シンシアの取り巻きについてまで…細かいところまで楽しませてもらいました。
極めつけは、やっぱりベティかな!てっきりアーロンと一緒に「ざまぁ」されるのかと思っていたけど、まさかまさか。これほど気持ちのいいスカッとは、なかなかないんじゃないかなと思います。
一途でロマンチックな結末と圧倒的なざまぁで面白かった!!