あらすじ
義妹・ディアナのせいで、誤解され孤独な人生を歩んできたミア。
最後の希望だった婚約者もディアナに奪われたミアは、凶暴で残酷だと噂のウォルフガング辺境伯に嫁がされることに。
この結婚には義妹ディアナが絡んでいる…恐ろしくてたまらない…
そう思っていたミアだったが、ウォルフガング辺境伯は美しく優しい男性で、彼との日々は幸せそのものだった。
しかし、そんな幸せな毎日を送るミアに、またもや義妹ディアナの魔の手が伸びて…!
感想
「ミアが幸せになることが許せない!」というか「ミアが不幸になるのを楽しんでいる」というか…とにかくミアに執着する義妹ディアナ。
悲劇のヒロインぶって、ミアを嵌めるため嘘をつきまくる義妹ディアナには何度もイライラさせられました。
そんなミアに騙され続けたせいで、自分に自信がなく、何よりも義妹ディアナを恐れているミア(何をされるのか分からないから)。幼少期からなので、義妹ディアナへのトラウマはなかなかのものです。
優しくしてくれるレオン(ウォルフガング辺境伯)や使用人の人たちを「信じている」といいつつも、それが「つもり」だったと気付いたシーンには涙でした。
ミアにはトラウマを克服して幸せになってほしい!!と何度思ったことか分かりませんが、これが前途多難。
全然話が通じない義妹ディアナと元婚約者がまだまだ絡んでくるので(レオンも激怒)。義妹の目的はミアを不幸にすることだけど、元婚約者は「ミアの心配」。は?この元婚約者にもイラっとしました。
トラウマを克服するためにも、元凶から心を取り返すためにも、ディアナと家族には盛大に罰を与えてほしいです!!