タイトルから「塩対応だった婚約者が、主人公に距離を取られたことで焦って溺愛に変わる」のかと思っていたけど
そんな気軽なものではなく、想像以上に切ないストーリーでした(原作も読みました)。
最初こそ、モラハラ王太子に腹を立ててたけど、モラハラをしていた背景もしっかりと描かれていて王太子の心情に泣けるし、結末も切ない。
モラハラをすることは許されませんが「主人公のことが好きなのに」歪んでしまった王太子に同情の余地ありです。
なんだかんだ、みんな幸せ!という終わりではないので、重めのストーリーが好きな方におすすめです。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
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「ビアトリスは強引に俺の婚約者におさまったんだ。俺は最初から不本意だった」。
婚約者であるアーネスト王子がそう言っているのを知ってしまった、嫌われ者の公爵令嬢ビアトリス。
彼女は王子と距離を置くことを決意する。
「そういえば私は今までアーネスト様にかまけてばかりで、他の方々とあまり交流してこなかったわね。もったいないことをしたものだわ」。
そう気持ちを切り替え、美貌の辺境伯令息や気のいい友人たちと学院生活を楽しむ彼女に、今まで塩対応だったアーネストが、
なぜか積極的に絡んでくるようになり――!?
感想
モラハラ婚約者と距離を置いた後、カインと仲良くなったビアトリス。
「モラハラを反省したアーネストと溺愛パターン」か「アーネストから守ってくれるカインとハッピーエンドパターン」のどちらかかな?と思っていたけど
まさかまさかの結末。
王家の過去や大人たちの思惑に振り回された3人が切ないです。
悪意が渦巻く中、前を向いて歩き始めたビアトリスは良いとして、王太子の想いが本当に切ない。モラハラだったけど。
今現在、原作(ライトノベル)が2巻まで出ていますが、続くかな。
ぜひ、みんなが幸せになれる結末を期待したいです。