「ファーレンハイトの宝石」と称えられている姉と比較され、虐げられて育った子爵令嬢・クラリス。
そんなある日、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリートが戦果の褒賞として
「ファーレンハイトの宝石を嫁に欲しい」と通達が。
しかし、父親は悪い噂のある辺境伯の元に「自慢の娘をやるわけにはいかない」と
クラリスを姉・マチルダの身代わりとして嫁がせることにします。
これが物語の始まり。
よくあるシンデレラストーリーかと思いきや
クラリスの実家が抱えている闇(秘密)がなかなか深くて、いろんな意味で読み応えがある作品です。
まさか、クラリスが虐げられていたことに秘密があったなんて…。
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられ、目立たないよう陰で生きてきた。
クラリスが十九の歳、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになる。
ところが辺境伯ジークは、無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。
しかし「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジークへ心を預けられないでいた。
そんな折、王都より姉の結婚の知らせが届き、ジークと王都に向かうことになるのだが……。
実はクラリスの生家には重大な秘密があり、さらに、ジークと婚姻のいきさつも知っている事実とは違っていて!?
不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せになる王道ラブファンタジー!
感想
悪い噂のあったジークは、堅物だけど紳士的で素敵な男性でした。
実はクラリスは身代わりではなかった!というところも良かったです。
ジークの屋敷のメイドたちもみんな優しく良い人たちばかりで、ほっこり。
その面では王道でしたが、クラリスの実家の秘密には衝撃でした。あんまり他では見ないエピソード。
最初こそ、クラリスをいじめていた姉・マルチダが大っ嫌いだったけど…これは同情してしまいます。
まさかのまさかで…。ある意味マルチダも被害者と言える秘密?が闇でした。