【ネタバレ感想】スカッとする逆転裁判に、切ない恋の行方「失格聖女の下克上 左遷先の悪魔な神父様になぜか溺愛されています」

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失格聖女の下克上 左遷先の悪魔な神父様になぜか溺愛されています 1

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あらすじ

「悪魔と契約をしてライバル聖女候補・ジルを自死まで追い込んだ罪」で断罪された聖女候補・コルネリア。


悪魔と契約なんて、そんな恐ろしいことするわけがない!それに、たった一人の友人・ジルが自死した理由を一番知りたいのは私なのに…!


そう言いたいのに声が出ないコルネリアの前に、ジルの生まれ変わりでジルの記憶を持つという聖女・ヒナコが現れる。


ヒナコの証言に違和感を覚えたコルネリアは、すべて王子とヒナコが仕組んだことだと気付くも、田舎の教会に左遷されることに。


しかし、コルネリアはその教会でとんでもないものを目にする。


なんと神父様の正体が「君を陥れた悪い奴らに罰を与えるんだ。力を貸してやろう」と囁く悪魔だったのだ…!



感想

母を亡くし引き取られた先でも自分らしくいられず、聖女候補として努力していたのに冤罪で左遷されたコルネリア。


そんなコルネリアが、人間らしい悪魔と出会ったことで、次第に自分らしさを取り戻し、感情を出せるようになったことに成長を感じました。


そして、警戒していた悪魔クラウスとの絆や信頼が生まれていく過程、そんな悪魔クラウスとの恋の壁…ほっこりしたり切なくなったり、甘酸っぱくなったり。


何故、悪魔であるクラウスがコルネリアに優しくしてくれていたのかは終盤で分かるのですが、それもまた心温まるエピソードでちょっぴり泣きたい気持ちになりました。


しかし、何といっても最大の見どころは、やっぱりコルネリアを嵌めた王子と転生者である聖女の陰謀を暴くシーン(裁判)!!これが本当に見事でハラハラしたけどすごく面白かった!!


一度だけではなく二度もコルネリアを嵌めた王子と聖女…自分たちの計画のためにコルネリアを利用しようとして、コルネリアの努力も無駄にして。怒りでいっぱいだったけど、大逆転でスッキリ!!


まさかの証人に前提が覆った!!と歓喜しました笑