【ネタバレ感想】切なくも胸キュンなすれ違い「心が読める王女は婚約者の溺愛に気づかない」

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心が読める王女は婚約者の溺愛に気づかない 1

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あらすじ

聖女の力を受け継ぎ、人の心の姿『コル』を見ることができる第一王女エステリーゼ。


そんな彼女の悩みは、幼い頃から大好きな婚約者セオドアのことだ。


いつも、エステリーゼに優しく甘い言葉をささやくセオドアだが、彼のコル(心の姿)はエステリーゼを嫌っている。


セオドアがどんなに恋焦がれた表情をしていたって、どんなに甘い言葉をささやいたって、すべて嘘。


セオドアの“本心”を見るたびに傷ついていたエステリーゼは、それでも嫌いになれないセオドアのために“婚約解消”を考え始めるが…



感想

周りからもエステリーゼとセオドアは相思相愛だと言われてるし、どう考えてもセオドアはエステリーゼを溺愛してるように見えるけど、なぜ?と思っていたら、それには秘密があった…というストーリーでした。


セオドアのコル(心の姿)に傷ついてきたエステリーゼとエステリーゼのことが大好きなのにコルのせいで信じてもらえないセオドア…


両片思いのすれ違いがもどかしくて切なかったです。セオドアの“コル”はなかなかひどいこと言ってたし。


そんな二人に、隣国の陰謀が襲い掛かるわけですが(正確にはエステリーゼ)、こちらはワクワクするほど面白かったです!


コルに振り回されたり、助けられたりとエステリーゼならではの解決方法で、疾走感もあって!


胸キュンあり、もどかしさや切なさあり、ドタバタの陰謀もあって読み応えのある作品でした。