ネタバレ感想【婚約破棄オムニバス】婚約破棄は構いませんが、殿下はどちらを選ぶおつもりですか?――どちらも地獄ですけどね

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あらすじ

パーティー会場で、王太子から婚約破棄を突き付けられたシャーリアは、


王太子に寄り添っているマリナと、王太子の後ろに立つ優秀な宰相次男・シャーリアの双子の弟に視線を向ける。


優秀な二人が婚約解消ではなく婚約破棄を望んだ王太子を「止めない」という“選択“をしたのは何故なのか…これが最悪な結果を招くということを知らない二人ではない…


思考をめぐらしたシャーリアは、覚悟を決めるとともに“選択”することに。


そして、慎重に口を開き王太子に問う。


「マリナに地獄のような苦しみを与える生活か、殿下が地獄のような苦しみを負う生活。どちらを選ぶのでしょうか?」


と……。



感想

ただただ国民のために王太子との婚約を“選択”したシャーリア。


無能な王太子を支えることが国民のためになると思っていたからなのですが、あろうことか王太子はシャーリアに「婚約解消」ではなく「婚約破棄」を突き付けます。


婚約解消と婚約破棄ではだいぶ意味が違って、しかも起こりうる未来も違う…なんとかシャーリアは、国民のためにも王太子に「婚約解消」と言わせようと心の中で思考を巡らせて言葉の“選択”をするわけですが、この“選択”がすごく面白かったです(王太子には残念がら通じてなかったけど)。


そして、一番の見どころはやっぱり、王太子の友人でもありシャーリアの双子の弟と宰相次男の思惑!


シャーリアのことが大好きなシャーリアの双子の弟とシャーリアとも親しかった宰相次男が、なぜシャーリアを傷つけるような王太子の行動を止めなかったのか…。


宰相次男については、彼目線のストーリーがあるので「恋心」からというのは分かったけど、シャーリアの双子の弟については「そこまで考えてたのか!」とゾクっとしました。


かなり読み応えのある作品で、王太子も「王太子としての器はなかった」けど、悪い人ではなくて良かったです。