【ネタバレ感想】めっちゃ面白い!「暗殺後宮~暗殺女官・花鈴はゆったり生きたい~」は、友達が欲しい“ぼっち”な不器用少女にドキドキハラハラ。

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。



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あらすじ

宮廷を陰で牛耳る極悪非道・悪徳文官「王皓」の娘・花鈴。


出世のためなら拷問・暗殺が当たり前な父のせいで、花鈴には幼い頃から友達がいなかった。


どうしても友達がほしい花鈴は、条件付き(諜報活動)で宮女になるために後宮に行くことを許されるも、


父の悪評は後宮内でも有名で、誰も花鈴には近寄ってこない。


「私なんかには、友達なんて過ぎた夢だったんだ…」


そんな現実に涙を流す花鈴だったが、そんな花鈴に優しく傘を差しだしてくれた少年が!


その少年こそ、わずか10歳で即位した皇帝陛下だった。


陰謀渦巻く宮廷内で一人も味方がおらず、命を狙われている皇帝陛下。


唯一優しくしてくれた皇帝陛下の悩みを取り除くため、そして友達を作るために、花鈴は後宮で頑張ることを誓うが…。


感想

友達がほしくて後宮にきたのに、声をかけただけで「殺される~」とか「その水で死ねってこと!?」などと言われてしまう不憫すぎる花鈴。


大人しくて優しいほんわかした性格だから、人柄を知ればすぐに友達もできそうだけど……それほど父の悪名が高いのです。


それでも「めげない、あきらめない」と頑張る健気な花鈴を応援したくなります。


そんな健気な花鈴だけど、父から叩きこまれた「この世に存在する暗殺術」はすべて習得していて、その技術も知識もすごすぎてかっこよかった!!


そのせいで、刺客やら暗殺やら後宮内の陰謀に気付いてしまい、巻き込まれる(巻き込まれに行く?)とも言えなくはないけど笑、的確な判断と優しさで奮闘する花鈴にワクワクします。今後どんな暗殺技術が出てくるのか本当に楽しみ。


それに、花鈴の父や兄上(おにうえ)たちがどんな行動を起こすのかも。花鈴の家ってほんとうにヤバくて、視線は感じるけど、誰一人として物音をたてない薄暗いところ。楽しい声なんて一切なしで、あるのは常に試される緊張感のみ(しかも正解は教えてもらえない)。


花鈴はそんな自分の家を苦手としているけど、なんだかんだ言って父も兄も花鈴を大切に想っていると感じるシーンもあってほっこりしました。


ただ、兄上たちの「友人のもてなし方」アドバイスは花鈴を余計に追い詰めた気がするけど笑


どうやら、理由と目的は違えど花鈴と父&兄たちは同じように陛下を守りたいようなので、最後には一族で協力するようになるのか、花鈴はずっと知らない状態で協力する形になるのか…


花鈴の暗殺術、友達ができるのかというところ、後宮内の陰謀とダークヒーローな父と兄たち…今後の展開に期待しかありません!!