あらすじ
忌み嫌われる闇属性の王女・エリスは、身に覚えのない光属性の姉・イルミナの毒殺未遂の罪で処刑されることに。
この処刑は、仲違いをしているイルミナが自分を王族から排除するために仕組んだものだと思っていたエリスだったが
処刑執行人でもあり、イルミナの側近・クラウィスから「お前のせいでイルミナ様が死ぬ」と聞かされる。
イルミナが死ぬ…?私を陥れたのは誰?イルミナを殺そうとしているのは誰なの!?
「死にたくない」そう思った瞬間、たしかに殺されたはずだったが、目を覚ますと16歳の誕生日に時が戻っていた。
なぜ、時が戻ったのかは分からない。でもイルミナ殺し、その罪を自分に擦り付けようとした真犯人を捕まえて、死ぬ運命を変えて見せる!
そう誓ったエリスだったが、なぜか処刑執行人だったクラウィスがお目付け役になり…!
感想
闇属性がゆえに忌み嫌わていたこともあり、ひねくれていたエリスでしたが、クラウィスと関わるようになり、周囲とも少しづづ打ち解けられるようになるという成長過程が微笑ましかったです。
仲違いしていた姉とも実は…というところで、お互いに素直になれないながらも仲を深めてく姿もよかった。
そういうほのぼのしたところもありつつ、基本的にはハラハラドキドキ。
エリスを陥れて、イルミナを殺害しようとしたのは誰なのか?過去や闇魔法といった謎が複雑に絡み合っていて、目が離せない展開でした。