
「不遇令嬢を待っていたのは幸せな溺愛生活でした アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ『政略結婚で冷遇される予定の訳あり王妃ですが、「君を愛することはない」と言った堅物陛下の本音が一途すぎる溺愛ってどういうことですか!?』
両国の平和のため、敵国だったシュートレームの王・アベルからの政略結婚の申し出を受け入れたエステル。
目を合わせた者の心の声が聞こえるエステルは、アベルの付き添いの者たちの声を聞き歓迎されていないことに気付きます。
そして、アベルからも
「俺はあなたを愛することはないでしょう。そのおつもりで」
と言われてしまいますが、心の声は
「エステル姉さま、昔からお美しかったですが今日のあなたが一番美しい。まさか俺のために?無理無理。直に見るとか無理。太陽ですか。あなたは太陽ですか。今目に焼き付けてあとで思い出に浸ろう」
と甘々で…!?
という始まりです。
子供の時に人質だったアベルと一緒に過ごしたエステル。
政略結婚を望んだアベルの真意を知りたくて、アベルの心の声を聞いたエステルですが、表情は変わらないのに甘々でエステルは動揺してしまいます。
もう本当に、無表情なのにアベルの心の声が可愛すぎて面白かった笑
個人的には、馬車の中でのアベルの妄想?葛藤?(罠とか暗殺とか)からのキス未遂で頭突きに、めっちゃ笑ってしまいました!
これこそギャップ萌え。ちょっぴり天然なところも最高に可愛いです。
短編だけど、ストーリーとしてもしっかりしていて、王宮内の陰謀(アベルの国)、なぜアベルが無表情になったのか、アベルがエステルを守ろうとする背景もよくわかりました。
連載化してほしいな!と思える作品です。