“本格派”悪役令嬢もの。“ライト”じゃない“ライトノベル”じっくり読みたい方におすすめの3冊。

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。


気軽な気持ちで読めるからライトノベルなわけですが


その中でもたまに“ライト”ノベルの枠を超えた“ライトノベル”が存在します。


しっかりとしたストーリーで内容も深い本格的なライトノベル。


今回は、そんなライトじゃないライトノベルの中から


おすすめの悪役令嬢もの3冊です。



108回殺された悪役令嬢 すべてを思い出したので、乙女はルビーでキセキします


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刺殺、7回。斬殺、11回。斬首刑、5回。絞首刑、3回。焼殺、7回。溺殺、8回。轢殺、3回。射殺、12回。毒殺、6回。絞殺、7回……その他、もろもろ……


全部あわせて108回悪役令嬢人生を繰り返したスカーレット。


のちに冷酷な女王として国民を恐怖のどん底に叩き込むことになる赤髪赤瞳の公爵令嬢である。


スカーレットは同じ人生を、何度も何度もループしていた。いずれの人生もその最期は、必ず惨殺される結末。


やり直すたびに、前の人生記憶はすべてリセットされて。


しかし109回目の人生で偶然すべての記憶を取り戻したスカーレットはループからの脱却をはかる。


スカーレットは赤い呪いの鎖を断ち切ることができるのか?


スカーレットの死を裏で操っている「救国の乙女・アリス」。


もっと絶望した顔が見たいと何度もスカレーットの人生を弄び…


スカーレットをどん底に落とすためなら誰を殺してもいい、というよりもそれを楽しんでいる異常者です(「あいつに殺させても地味でつまらない。もっと残酷で派手なものがいいな」とか)。


相手がイかれてるということで、残酷なシーンもかなり多め。


ただ、謎も多くハラハラドキドキする展開で、時には笑い時には泣けるシーンもある。


もはや“ライトノベル”の域を超えた深いストーリーです。


魅了が解けた世界では


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幼い頃からの婚約者を追放し、婚約を破棄をして真実の愛を手に入れたボルビアン国の王子・エリオット。


婚約破棄から5年が経ち、幸せな日々を送る彼の前に隣国ネオシィスト王国からもたらされた一つの魔道具が現れた。


魔道具――銀のブレスレットは毒や呪いを防ぐもの。


そのブレスレットでエリオットは妻・ジュリエナから魅了の呪いを掛けられていたと知り、5年前の婚約破棄について調べなおすことを決意して――。


乙女ゲーム世界の王子、ヒロイン、悪役令嬢、それぞれの思惑が交錯し、真実が明らかになっていく。物語の終わりの先を描いた真相究明ファンタジー、開幕!


他にはない視点とストーリー展開の作品。


転生者であるヒロインと悪役令嬢…王子は、悪役令嬢と婚約破棄をしてヒロインと結婚するわけですが


ヒロインの呪いが解け、真実が明らかになり崩壊していきます。


王子やその周りの人たちが悪役令嬢が冤罪だったと知り、深い後悔とその罪に苛まされる…


そして、悪役令嬢に謝罪しても前の生活には戻れないところもリアルでした。


「ざまぁ」の後にハッピーエンドというストーリーが多いですが


現実は甘くない…という切ない作品です。


悪役令嬢後宮物語


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『エルグランド王国の悪を牛耳る、裏社会の帝王』と悪名高いクレスター伯爵家令嬢、ディアナ。


その美貌で老若男女を虜にして弄び、逆らう者は容赦なく叩き潰す……美しく冷酷な彼女を、人は『氷炎の薔薇姫』と呼ぶ――


「えぇと、それ、誰の話?」 嫌々ながら側室となってみれば正妃候補にされ、当の国王にはいきなり嫌われ、側室同士の勢力争いのトップに祭り上げられ、ついには刺客に命を狙われる……!?


人の心を弄びそうに見える美貌――“悪役顔”のせいで、やることなすこと誤解されながらも奮闘する令嬢ディアナの、勘違い系コメディ!


顔のせいで悪評高いディアナですが、実は聡明で心優しい人物。


後宮の争いがそのまま国の政治に繋がることを理解しているディアナは


ディアナの本質に惚れこんだ女性たちとともに


陛下の想い人を表裏でフォローしたり(陛下の想い人は身分が低いため)、陛下の失態をフォローしたり、自ら毒を飲んだり。


気高い女性たちの戦いがメインの作品だし、陛下には想い人がいるので


恋愛とは無関係のストーリーかと思いきや


刺客・カイ(ディアナを殺すために放たれた刺客)とのほんのり甘いストーリーも(ほんのり甘いというところも、逆に良い!)。


悪役令嬢ものでは珍しい、恋愛メインではないサスペンス悪役令嬢もの(後宮を舞台にした)の作品です。