予想外の始まりに「これは面白そう!」とワクワク。
なんとなんと、貧乏令嬢・セレナ(元聖女候補者で選ばれなかった落第聖女)が婚約者である第三王子から「ざまぁしてほしい」とお願いされるところからスタートするのです。
その理由は「キャバクラ嬢・マリンのことを好きになったから!」。
でも、一国の王子がセレナからキャバ嬢・マリンに乗り換えるなんて難しい。
だから、第三王子・ソルはマリンと問題なく結婚できるようにセレナに「ざまぁ」の要求をしたのです。
ソルとは婚約者でもあり友人でもあった(恋心はなし)セレナは、借金返済・領地への助成金と引き換えに「ざまぁ」を引き受けることに。
しかし、そもそも「ざまぁ」がよく分からないセレナは、恋愛小説を参考に奮闘するのですが……!?
という始まりです。
一国の王子が「キャバ嬢と結婚したいから、ざまぁしてほしい!」だなんて、さすが「空っぽの王子(顔だけの無能な王子)」と思っていたら…
なるほど、それには深い理由がありました。
そう、ソルはマリンに恋をしているわけでないのです(マリンの正体にもびっくり)。
本当に好きなのはセレナ。だけど、セレナとは婚約破棄したい(セレナのため)。
そして、なぜセレナは落第聖女なのか。
もっと笑えて気楽な感じで読む作品なのかと思いきや、いろんな事情が絡み合っていて読み応えのある作品でした(読み進めていくと、「なるほど~」って思った)。
もちろん、ラブコメなので笑えるシーンも多い!
では、あらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
小さい頃に聖女候補だったオルレアン伯爵家の貧乏令嬢セレナ。
幸い(?)にも聖女に選ばれることなく、慎ましく生きてきたが、いよいよ資産が尽き……
たところに舞い込んできたのが第三王子ソル・トロワ・クラヴェル殿下との婚約話。
お金のための政略結婚による婚約者とはいえ、美しい顔立ちと優しい性格を持つソルに対する親愛の感情を持ち、仲良くやっていたはずのセレナだったが――
「……今、なんとおっしゃいました?」
「だから、『ざまぁ』してほしいんだ」
「ソル殿下。『ざまぁ』してほしいだけでは、よく意味が分かりません!」
婚約破棄をしたいがために変なことを言い出した王子様だけど、それには深いわけがあるようで――?
感想
「からっぽの王子」と呼ばれているイケメンだけど残念な王子・ソル。
でも、本来のソルはかなり優秀です。
じゃあ、「何か事情があって演技してるの?」と思われるかもしれないけど演技ではありません。
とある事情でそうなってしまっているのです(本当の空っぽ王子)。
だからこそ、セレナの身を案じて婚約破棄をしようと。
セレナを「落第聖女にした?している?」のもセレナのため。
本物の聖女であるセレナの能力が隠れているのはなぜ?
そのあたりも楽しみに読んでほしいです。
思っていた溺愛(2巻あるかな?あったら2巻でイチャイチャが見られるかも)ではなかったけど
これもまた一つの溺愛だと思いました♡