泣ける!不穏な噂…マリア父が家に帰らない本当の理由/乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(はめふら)原作・ネタバレ

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はめふらのヒロイン(本来の)である光の魔力保持者・マリア。


ですが、マリアが魔力を発動したことでマリア母とマリアは周りから責められて、辛い思いをしてきました。


なぜなら、魔力持ちは貴族が一般的だから。庶民であるマリアが魔力を持っている=母親の不貞が疑われたのです(マリアは貴族との子なのではないのかと)。


魔力を発動したことで、周りから色々言われて友達もいなくなり、父親も家に帰ってこなくなってしまったマリア。


カタリナのおかげで母とは仲良くなったマリアですが、今までマリア父の登場はありませんでした。


それが…


原作・11巻で初めて父親とのその後が描かれていて…


これがめっちゃ泣ける!マリア父、ろくでなしだと思ってたけど…そうだったのか!!って。


今回はそんなマリア父についてです。


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崩壊したマリアの家庭。家に寄り付かなくなったマリア父。


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5歳の時に光の魔力を発動したマリア。


そのせいで、母は不貞を疑われ…マリアは母親が貴族のお手付きで産まれた子だと噂されることに(本来、平民は魔力を持たないため)。


その結果、マリア父は家に寄り付かなくなってしまいました。


カタリナのおかげで母とは昔のように親しくなりましたが、父は相変わらず家に帰らないまま。


マリアは「お父さんは私のことを嫌っている」のだと思っていました。



カタリナのおかげで変わったマリア母の生活

マリアはもちろんのこと、カタリナがマリアの家を訪れてから


マリア母の生活も変わりました。なんと積極的に外へ出始めたのです。


お菓子やパンを売っているお店で働き始めたマリア母。


職場の人たちもマリア母の人柄を理解してくれる人ばかりで「不貞の噂」に怒ってくれる優しい人たち。


休みの日には、職場の友人たちと一緒に遊びに出かけるほどになりました。


ですが、マリアとマリア母の生活は変わったものの、やはりマリア父は家に帰らないままで…。



マリア父の不穏な噂

マリア母が働きに出始めてから、マリア母とマリアについての噂はほとんどなくなりましたが


その代わりに、マリア父の素行の悪さが噂になっていました。


酒場で酔って暴れたり、道で酔っ払って転がっていたり。


昔はマリア母とマリアを責める声もありましたが、今では同情する声の方が多くなっていて…。




噂に疑問を抱いたマリア。期待と不安…

マリアは父の素行に疑問を抱いていました。


お父さんはお酒が飲めない人だった。それなのに、なぜそんなことになったのか。噂のせい(マリア母の不貞の噂)でお酒に飲まれてしまったのかもしれない。でも、もしかしたら……


もしかしたら、お父さんは…と期待するマリアでしたが、確信が持てずに月日だけが流れます。


しかし、


母からの手紙で、その期待が膨れあがります。


「先月の生活費をお父さんがお母さんの出かけているお昼くらいに家まで持ってきたようだ。その時に私(マリア)が魔法省へ入ったという記事を持ち歩いていたようだ」


マリア母の友人が偶然目撃したらしく、マリア母に教えてくれたのです。


もしかしたら、お父さんは私のことを嫌っていない?私のことを気にしてくれてるの?そんなことを考えますが、マリアにはそれを確かめる勇気がありませんでした(違うと言われるのが恐かったから)。


マリア父親が家に帰らない理由が明らかに…

デューイの一件で「逃げてばかりいないで、自分もお父さんとちゃんと向き合おう」と決意したマリア。


父に会うために、家(マリアの)を訪れます(マリア父はマリア母が仕事でいないときに、生活費を置いて帰っていた。)。


そこにはやはり父の姿があって…


マリア「お父さん」


マリア父「……マリア」


マリア「どうしたの?」


マリア父「少し通りかかっただけだ。じゃあな」


マリアに見つかり、決まりが悪そうなマリア父は帰ろうとしますが、マリアは引き止めます。


そして、一番聞きたかったこと…恐くて聞けなかったことを聞くことに。


マリア「……私、ずっとお父さんは私が嫌で家に寄り付かないんだって思っていたの」


マリア父「そ、そんなことは……」


マリア「でも、町での噂がお母さんと私を責めるものから、だらしないお父さんが悪いって変わっているって聞いて思ったの。お父さん、お母さんと私が責められないようにわざとだらしないふりして町中を歩いているの?酒場やレストランで寝泊まりしたり、道路で夜を明かしたりしているの?」


マリアの言葉に、目を大きく見開きバツの悪そうな顔をしたマリア父。


そう、マリアのお父さんは愛する妻と娘が悪く言われないように、わざとだらしないフリを街のみんなに見せていたのです。


素行が悪いのに、きちんと仕事をして生活費を持ってきていたのもそのため。


父の顔を見て、すべてを確信したマリアは


マリア「お父さん、私もお母さんも、もうそんな風に守ってもらわなくても大丈夫。お母さんにも私にもちゃんとわかってくれる友達ができたんだよ」


マリア「だからもう家に戻ってきてよ。お父さん」


うっすらと目に涙を浮かべながら、マリア父は


マリア父「………ああ」


と答えるのでした。




まとめ

マリア父の行動は、マリアのお母さんが働きに出なけらば(引きこもったままでは)気付けない真実でした。


となると、これもカタリナのおかげかもしれません笑


今回のマリア父のストーリーが描かれているのが原作・11巻なのですが、他にもデューイとデューイ兄のストーリーが感動的でした。