ジオルドには、カタリナと正式に婚姻するまで知られたくない秘密がありました。
結局、カタリナが城内で迷子になったことをきっかけにバレてしまうのですが…
ジオルドが隠したかった秘密とは何でしょうか。
今回はジオルドが隠したかった秘密について書こうと思います(原作の7巻より)。
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城内に立ち入り禁止の部屋?誰がいるの?
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ポチを追いかけていて、立ち入り禁止の場所に入ってしまったカタリナ。
目を凝らすと、その奥にはドアのようなものが見えて…。
ドアということは部屋があるのかしら?お城の中に立ち入り禁止の部屋って一体何があるのだろう。
そう思いながらカタリナがドアを見つめていると
そこに年配の女性(前王妃)が現れます。
年配の女性が前王妃だと知らないカタリナは、
「…あのこの先には何があるんですか?ドアが見えるので部屋があるのかなと思ったのですけど?」
実は、この部屋の理由がジオルドが知られたくないことと関係しているのです。
結婚するまでカタリナに知られたくなかったジオルドの秘密
カタリナが前王妃と会ったことを知り、結婚するまでは隠しておきたかった秘密を話すことにしたジオルド。
実は、あの立ち入り禁止の部屋には、引きこもりになった前王妃の息子がいるのです(ジオルドにとって叔父)。
その理由こそジオルドが知られたくなかったことなのですが…
それは前国王(ジオルドの祖父)に関する事情。
前国王…ジオルドの祖父は、女性にだらしない男性でした。
正式に認められた側室(この国では一夫一妻が一般的でジオルドの父も妻は一人)が5人と非公式の女性や愛妾も数えきれないほど。
当然、女性との関係が多かった分だけ子供の数も多かったわけですが
ジオルドの祖父は次の後継者を指名せずに亡くなってしまったため、後継者争いも荒れたそう(人数も多いから)。
残された子供のほとんどは国外追放になったり、命を落としたり……最後に生まれた叔父だけはまだ幼かったため、命を奪われずに城に残されたのです。
しかし、生かされただけでひどい目にあった叔父は今も引きこもりのまま……。
女性にだらしなく、権力をかざしたくさんの女性たちを囲った最低な祖父。そして、彼のせいで起こった醜い争い…
そんな祖父をジオルドは心から軽蔑しています。
しかし…
「僕自身は絶対に祖父のようになるつもりはありません。ただ僕の中にその血が流れているのは事実です」
「カタリナは、そんな女性にだらしない祖父の血を引く僕を嫌だと感じますか?」
ジオルドが、正式に婚姻をするまでカタリナに話したくなかった理由…
それは、カタリナが祖父に嫌悪感を持ち、それを孫である自分にも向けるかもしれないということ。
カタリナとの付き合いが長く、カタリナはそんなことしないと分かっていても恐かったのです。
想像以上のカタリナの言葉に照れるジオルド
恐らくカタリナは大丈夫だと分かっていても、やっぱり不安が消えないジオルド。
カタリナの返答を罪人のような気持ちで待っていると…
「前国王とジオルド様は別の人間じゃないですか、そんなことでジオルド様を嫌いになったりしませんよ。それに私はジオルド様が女性に不誠実なことをするような人じゃないってよくわかってますから」
想像以上の嬉しい返答に照れて顔を隠すジオルド。
でも、そんなジオルドにカタリナはいつも通りとんちんかんなことを考えるのでした笑
感想
ジオルドが隠したかった秘密が判明して、それと同時に叔父の存在が明かされました。
今回はジオルドの秘密とカタリナからの言葉について書きましたが
その後の二人の会話も面白かったです♡
ジオルドの引きつった笑顔…想像がつきます笑