何度読んでも幸せにな気持ちになる作品です。
王太子妃の座を射止めるためだけに、伯爵家に養女となったサリーシャ。
辛く厳しい教育を受けたものの、王太子妃に選ばれたのはサリーシャの友人でした。
王太子妃になるというミッションに失敗して、明日からどう生きればいいのか…
震える手で二人を祝福していると、そこに王太子の命を狙う人物が!
とっさにサリーシャは王太子を庇いますが、それが原因で背中に消えない傷を作ってしまいます。
体に残った消えない傷…こんな私にまともな縁談が来るはずがない…
そう思っていたサリーシャですが、そんな彼女に10歳年上の辺境伯・セシリオ=アハマスから結婚の申し込みがあり…!?
という始まりです。
最初は少し切ないのですが(サリーシャの生い立ちが)、無骨で貴族らしくない貴族(恋愛経験がなくて色恋沙汰に不器用)・セシリオと素直で優しいサリーシャのほのぼの溺愛ストーリーにキュンとしました。
ただし!!
サリーシャの「背中の傷がバレてしまったら、ここを追い出されてしまう…でもこんな優しい人たちをだまし続けるなんて…」という苦悩も描かれています。
そのことが原因ですれ違うシーンも。
ですが、全体的にほのぼのとしているし…伏線もちゃんと回収されていて、大満足の作品です!!
あまりにも面白かったから興奮して前置きが長くなってしまったけど、あらすじなどを書いていこうと思います。
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あらすじ
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美貌を見込まれ、伯爵家の養女となったサリーシャ。
王太子妃候補として育てられるものの、王太子のフィリップが選んだのはサリーシャの友人・エレナだった。
かすかな寂しさの中で迎えた2人の婚約者発表の日、賊に襲われたフィリップとエレナを庇ってサリーシャは背中に怪我を負う。
消えない傷跡が体に残り、失意に沈むサリーシャのもとに、突然10歳年上の辺境伯・セシリオ=アハマスから結婚の申し込みがあり!?
――お会いしたこともない方が、なぜ私に求婚を?
戸惑いつつも、寡黙な彼が覗かせる不器用な優しさや、少年のような表情にサリーシャは次第に惹かれていく。
ずっと彼のそばにいたい。でもこの傷跡を見られたらきっと嫌われてしまう。
悩むサリーシャだが、婚礼の日は次第に近づいてきて…
感想
サリーシャは“突然”とか“会ったことないのに”求婚されたと思っていましたが
実は、セシリオはサリーシャの言葉に救われています(サリーシャが幼い時)。
求婚したきっかけもサリーシャを助けるため。
そんなセシリオですが、女性慣れしてない感じとかまっすぐで愛情深いところとか…
本当に素敵です。
こんな男性に愛されたい!ってみんなが思うんじゃないかな。