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「悪役令嬢が初恋したっていいじゃない! アンソロジーコミック」に収録されてる作品の一つ「枯れぬ白薔薇」です。
あらすじ
王宮の秩序を乱した罪で投獄されたアンナ王子妃。
贅の限りを尽くし、傍若無人に振舞い、気に入らない人間を傷つけてきたアンナ。その悪評は国外にまで及ぶほどだった。
でもそれこそがアンナの目的だったのだ…!
感想
国や王子、叔父たちに奪われた幸せ。アンナが自分の悪評にこめた願いが切なかった。
もちろん悪女のようなことをしたのには、国や王子たちへの反発もあったのかもしれないけど、愛するクリスに「私は生きている」と届けるためとは(これは前半が関係してる)。
そして、二人の再会までの戦いがすぐには終わらなかったというのも、また涙を誘うのです。何十年と経ち、見た目も心も変わってしまったアンナにクリスがかけた言葉が感動でした。