「不幸令嬢でしたが、ハッピーエンドを迎えました アンソロジーコミック 2巻」に収録されてる作品の一つ「婚約破棄されたので、極上の男を捕まえて見返してやります!(おや!?弟の様子が……!)」です。
あらすじ
母の再婚で伯爵令嬢となった元平民のリネア。
優しい養父のために伯爵令嬢としての振舞いができるよう、努力をしてきたリネアだが
知らない女性の肩を抱いた婚約者から「お前は、本物の貴族ではない」と婚約破棄されてしまう。
婚約者に裏切られたことよりも、伯爵令嬢としての務めを果たせず養父の役に立てなかったことに落ち込むリネア。
そんなリネアを励ましたのは血のつながらない弟クラースだった。
そんなクラースの励ましにより、リネアは元婚約者への復讐を思いつく。
それは
「ダーグ(婚約者)なんて目ではないくらい極上の男性を捕まえればいいのよ!あなたに捨てられたおかげで私はこんなにも素敵な人と巡り合いました!って」
それを聞いていたクラースは、リネアの発言に呆れながらも、何やら思案顔で…?
感想
両親の「会うたびにクラースの見た目が変わっているというか…」だったり、クラースの「あなたと結ばれる未来を潰した父上を恨んだり…」とか、何気ないセリフに面白さがある作品でした。
それにしても、クラースにはヤンデレの素質があるような。すでに片りんが見え隠れしているセリフも多いし。
ただし、そこにはリネアへの理解や望んでいたものがあるし、ちゃんとリネアの気持ちを優先してるし…大人なヤンデレだ!と思いました笑
クラースの意向で元婚約者と浮気相手の“その後”はサラリとだったけど、一応スカッともあってよかったです!!