高校3年生の琴子は、高校入学式の日に一目ぼれした直樹に、ついに想いを打ち明ける決心をした。
ところが勇気を出してラヴレターを渡した琴子に直樹は「いらない。頭の悪い女は嫌いだ」と冷たく言い放って去ってしまう。
高校の入学式の日からずっと入江くんに片思いをしている琴子。
入江くんに冷たくされても、強力なライバルが現れようとも、一途に入江くんを想い続ける琴子ですが、ついに諦めなくてはいけない日がやってきます。
そう、入江くんがお見合い相手と婚約することに…（お父さんのこととか会社のこととかいろいろあって）という悲しいシーン。
なんだかんだ言って、お父さんの会社のことがあっても琴子を選ぶと思っていたし、琴子を応援していたからかなりショックなシーンでした。
だけど、だけど「もう辛くて読めない…」と思っていたら、急展開！！
金ちゃんが琴子にプロポーズをしたと聞いた入江くんが琴子の元へ。そして…雨の中
「おまえはオレが好きなんだよ。オレ以外好きになれないんだよ」
「オレ以外の男、好きなんていうな」
入江くん……泣。入江くんの性格や今までの流れから、この強引で自信たっぷりなセリフにキュンとしました。
とはいえ、夫婦になってもやっぱり二人は二人で、その後の生活も琴子がやらかして入江くんが呆れたり…笑
一つ違うとすれば、入江くんが琴子を大事に想っているシーンが増えたということですね。
入江くんと琴子が一年間離れて暮らすことが決まった時、入江くんが琴子父に言ったセリフに「い、入江くん…泣」と思いました。
何年経っても何度読んでも面白い作品です！
