「訳あり令嬢でしたが、溺愛されて今では幸せです アンソロジーコミック 6」に収録されてる作品の一つ「サーラ・メルディは歌えない」。
歌うことで生活を豊かにしている国で、両親に疎まれ声も失ったサーラは、森の中に幽閉されていた。
そんなある日、サーラは王宮付き魔法使いクラウディオと出会う。
彼に救われたサーラは、どうしても思い出せない声を失くした理由を知ることに・・。
感想
声を奪われた時に記憶も奪われた様子はなかったので、ショックで本能的に思い出さないようにしていたのかも…と思いました。
実の母親なのに、本当にひどいことをする(最後まで最低でした)…。
そんな両親だからかな、余計にクラウディオが誠実な男性に見えました。
「サーラのことを悲しませることになると思う」「知らないままでいた方が幸せかもしれない」と思いつつも、それでもサーラ自身の幸せを願っていて…。
両親はクズだったしサーラは可哀想だったけど、世界観がきれいな作品でした。