【ネタバレ感想】略奪の先に待つのは…「かつて女の子だった人たちへ」

実際に読んだ漫画や観た映画・アニメなどのレビューです。本ページはプロモーションを含みます。


かつて女の子だった人たちへ1巻

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あらすじ

「見た目に気を使えない女は男が寄ってこない」「女は容姿と愛嬌がすべて」


グレードの高い男を手に入れるため、自己投資を惜しまないOL・レミ。


そんなある日、見た目も中身も真逆な幼馴染・弓から「気になっている男の人をチェックしてほしい」と頼まれ、紹介される。


なんとなく会ったものの、その男性・敬士はかなりのハイスペックだった。彼が気に入ったレミは


「こんな人が弓を見るわけない。私の方が脈あり」と弓から好きな人を奪うことを決意する。


ルックスのいいレミに、最初からまんざらでもなさそうだった敬士。


そんな彼を弓から奪うことに成功したレミだが…!?



感想

まだ連載が始まったばかりの作品だけど、最初から興味深い展開です。


「弓は不細工だから笑わない方がいい」とか「ブスで意識が低い」と心の中で弓を心底見下しているレミが、弓の好きな人を奪うところから始まるわけですが、敬士がいい男とはとうてい思えません(スペックは高いけど)。


そこで気になるのが弓の「やっぱり…」というセリフ!!


これは、薄々レミの本性に気付いていた弓が、復讐のためにわざと悪い男をけしかけたのか…


それとも、周りからの噂は聞くけど本気でレミのことを信じていて、その噂が本当だったという「やっぱり」なのか。


レミは会社でも「ルックスを武器」に恨みや反感を買っているから、仕事でもいろいろありそうだし、敬士のことも含めて自ら堕ちていきそう。


弓を見下しているくせに「弓の好きな人を奪っても、どうせ弓は時間が経ったら幼馴染として接してくる」とか「敬士の結婚式にものこのこくる」と歪んだ信頼を持っているようなので、弓にも見放されたらどうなるのか…。


家庭環境が複雑だったせいなのか歪んでしまったレミが、どういう結末を迎えるのか気になるところです。