【ネタバレ感想】切ない終わりの始まり『「死んでみろ」と言われたので死にました。』

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「死んでみろ」と言われたので死にました。 1

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あらすじ

夫・ユリウスや義母、使用人たちから虐げられ、産まれた息子まで義母に奪われてしまった元伯爵令嬢ナタリー。


息子・リアムに会いたいと願いながらも、一度も会えないまま4年…


ある日、偶然会った息子・リアムに「あ!悪い奴だ」「“あんな”の」と言われてしまう。


ついに心が折れてしまったナタリーは、夫・ユリウスと息子・リアムに向かって「死んだ方がましですわ!!」と言うも、


「出来もしないくせに死んだ方がましだと?そんなに言うなら言葉通りに死んでみろ」


と夫・ユリウスから即死の異名を持つ短剣を渡される。


もし来世があるのなら、幸せになりたい…そう願いながら、ナタリーは短剣を自分の胸に突き刺し、人生を終える……はずだったが


目を覚ますと、なぜか18歳(結婚する前)に戻っていた…!


感想

ナタリーの境遇が本当に可哀想で、夫・ユリウスや息子・リアムに腹が立ちましたが


ナタリーが過去に戻ったことで、いろんな真実が明らかになり…夫・ユリウスの環境や苦悩もあって可哀想だと思うように。


夫・ユリウスと息子・リアムが酷いことには変わりないんだけど、息子・リアムが父と母のために自らの命を犠牲にするところは涙が出ました。


過去に戻ったナタリーは、未来を変えて幸せになるために動き、ユリウスはナタリーの幸せのために動く。お互いに一度目の人生の記憶があることを知らないまま…


果たして二人はどうなっていくのか…