あらすじ
厳しい王太子妃に6年間も耐えてきたのに、婚約者である王太子から「運命の人に出会ってしまった」と告げられたアメリア。
しかも、「運命の相手であるリリアを正妃にしたいから側妃になってほしい」と言われてしまう。
それは、つまり王太子妃の仕事を私に押し付けたいということ!?
利用されてたまるか!!と思ったアメリアは、円満に事態を回避するめ、国の英雄・魔術師ロワールに自分を褒賞として望んでもらうことに。
しかし、アメリアの話を聞いたロワールは
「それじゃあ、頑張って俺のこと口説いて。俺をその気にさせてみてよ」
と言い出して…!?
感想
「俺をその気にさせてみろ」から始まったので、てっきりアメリアがロワールを誘惑することがメインなのかと思いきや
真面目だけどなんか抜けてるアメリアの誘惑に、ロワールの方が翻弄されてて面白かった笑
とにかく、ロワールの愛の重さも嫉妬もすごかったけど、そんなヤンデレ化しているロワールを全面的に受け入れる(喜ぶ)アメリアの懐の広さに笑ってしまいました(破られた服も本望とか…)。この二人、お似合いすぎる笑
なぜロワールがアメリアの国に来たのかとか、ロワールが抱えている特殊な事情とか…そういう背景もあり、ロワールにとってもアメリアにとってもお互いが「運命の人」だなって(魔力が高いっていいことばっかりじゃない~)。
そんなアメリアとロワールが相思相愛だとすれば、アメリアの元婚約者とその相手の女はというと……
元婚約者の浮気相手の思考が意外すぎて驚きました。そんなパターンもあるんだな…。