あらすじ
兄の奥さんであるヒロイン・サラをいじめて、殺害未遂の罪で処刑された悪役令嬢・リディア。
「はぁーー、また処刑エンドか…。どうして小説の中の悪役令嬢ってこんな行動をしちゃうんだろう。」
読み終えた小説の登場人物・リディアのことを考えながら眠りにつくが、目を覚ますと、なぜかあのリディアに転生していて…！？
誰からも愛されずに、最期は処刑された悪役令嬢・リディア……でも物語が始まるまでにまだ２年ある。
「なんとしてでも処刑エンドを回避するわ！！」
と小説で得た知識を活かし、処刑エンドを回避することに。
すると、いつのまにかリディアに嫌悪感を抱いていた護衛騎士やリディアに冷たかった兄・エリック、戦場帰りの時次兄・カイザ、毒殺される予定だった婚約者・ルイード皇子から「溺愛」され始めて…！？
感想
今までの「悪役令嬢らしさ」をやめたことや、小説の知識により護衛騎士・イクスや兄たち、毒殺から守ったルイード皇子たちから溺愛されるようになったリディア。
原作（ラノベ）も読みましたが、原作には彼らの視点もあって、それぞれがけっこう腹黒＆暴走気味で笑ってしまいました。
特にエリック！！漫画の方にも少し描かれてたけど……
もともとの小説では「妻・サラをいじめた」ことを怒っていたはずなのに、サラとリディアのトラブル（サラの思惑によるトラブル）で何を喜んでいるの！？何を確認しちゃってるの！？と心の中で激しくツッコミ笑
このサラも実は転生者で、リディアが変わったことでストーリーもキャラたちの心も変わっているのに、全然諦めないから厄介なのです。
なかなかヤバイ女なんだけど、イクスやエリックたちに近づこうとするたびに、みんなからゴミのような扱い（気持ち的に）を受けてることに思わず吹いてしまいました。
兄たちやイクス、かわいいワンコ系のルイード皇子の溺愛っぷりや、リディアとサラの攻防戦、どうやってサラとエリックの結婚阻止をするのか……笑いもあってみどころもたくさんある作品です。
イクスとルイードはお互いにライバルとして意識してるみたいだけど、リディアに恋人ができても兄たちが全力で阻止しそうな…笑
個人的にはイクス推しですが！！
