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「悪役令嬢なのに、婚約破棄されて溺愛ハッピーエンド! 異世界恋愛ショートストーリーズ」に収録されてる作品の一つ「婚約破棄されたら、妖精とおしゃべりできるようになりまして……」。
主人公は、ろくでもない理由で婚約破棄されて、保養地送りになってしまったフュリー。
季節外れの寒い保養地で過ごすことになったフュリーですが、フュリーにとってはどうでもいいこと。
なぜなら、幼い頃からずっと話してみたいと思っていた“妖精”が話しかけてくれたから。
だけど、“妖精・ネメシス”は自分のことを「今のお前にふさわしい妖精」だと言ってきて…
という始まりです。
幼い頃から、妖精・ネメシスが見えていたフュリー(誰にも見えない)。ずっとみんなには秘密にしていましたが、元婚約者に打ち明けたところ婚約破棄されてしまいました(気持ち悪いとかそういうことじゃなくて、人間の欲です)。
元婚約者に断ったことも、婚約破棄されたことも後悔していないフュリー。それどころか、幼い頃から憧れていた妖精・ネメシスが話しかけてくれたことを喜ぶわけですが、妖精・ネメシスが声をかけたのには理由があって…。
それは、ネメシスの正体に関係するのですが、フュリーが復讐なんて望まないと分かっていても、フュリーのピンチに「嘘でもいいから…」と懇願するネメシスが切なかったです。
掟を破ってしまったネメシスとフュリーがどうなってしまうのか…と思いましたが、ハッピーエンドでよかったです!結果的にフュリー自身が元婚約者を震え上がらせるところも笑