あらすじ
妖精が見えてその声を聞くことができるフェアリードクターのリディアは、周りから変人扱いされる日々を送っていた。
そんなある日、父からの手紙で猫のニコとロンドンへ向かうことに。
しかし、その道中で自身を妖精国の領主「青騎士伯爵の末裔」だと名乗るエドガーに連れ去られてしまう。
彼の目的は、妖精の歌に隠された「メロウの宝剣」を手にすること。
そのために、フェアリードクターであるリディアに協力してほしいと言うのだ。
脅されて仕方なく協力することにしたリディアだが、彼が連続殺人強盗犯だと気付いてしまい…!
感想
青騎士伯爵を継承するために「メロウの宝剣」を手にしたいエドガーですが、その隠し場所は「妖精の歌」で示されている…それで妖精の知識を持つリディアに依頼をしたわけですが
暗号のようなヒントから謎を解くという、ファンタジーにミステリーが掛け合わされていて面白かったです。
なによりも、エドガーの存在が一番のミステリーだった。
本物じゃない?奴隷の刻印?
どこまでが嘘でどこまでが本当なのかまったく分からないほど、嘘で固めれていて「依頼」自体にもちょっとした嘘がありました。
そんな彼が何を考えていて、どうしたかったのかはストーリーが進んでいくうちに明らかになっていきます。
それが本当にハラハラドキドキする展開で面白かった!!リディアを狙う敵もいるし。
ちなみに、恋愛面では青騎士伯爵を継承した後のエドガーはとにかく甘い♡継承する前も甘い言葉をささやいていたけど、後の方が愛が溢れてるように感じます(声優さんってすごい)。その違いも楽しめる作品です。