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あらすじ
「アベル王子がいるレムノ王国で、革命に繋がる内乱の兆しあり」と報せを受けたミーアやシオン、ティオーナたち。
レムノ王国で革命が起きた記憶はない(前の時間軸)けど、帝国ではなかったことを喜ぶべきですわね…
と思うミーアだが、頭をよぎるのは優しい笑顔のアベルだった。
せっかくギロチンを回避するために頑張ってきたんだから、そんな危ないところに行ってはいけない。それでも…とミーアは決意する。
「行きたいですわ、アベル王子のところに……。わたくしは、行きたい。協力をお願いできるかしら?」
みんなに協力をお願いしたミーア。身分を隠し秘密裏にレムノ王国に行くが、そこには狡猾な企みが…!?
感想
身分を隠しているので、「姫」とか「王子」とか呼ぶことができない。なので二人とも互いを呼び捨てにするんですが、シオン王子が初めてミーアを「ミーア」と呼んだ時の状況にキュン(みんなで秘密裏にレムノ王国に入るものの、盗賊?暗殺者?に襲われてミーアとシオンは二人っきりだし)。
キス未遂(いや、助けるためだけど)もあって、シオン王子とミーアの距離がグッと近づいたような気がします。そんな二人に、再会したアベルが嫉妬するのも萌えました。
そんな胸キュンシーンもありつつ、メインはレムノ王国の内乱の兆し。それにより、シオンがアベルに決闘を申し込むという展開になってしまいます。
止めようとするミーアの声も届かなくて、けっこう切ないシーンだったけど、二人には届かなくても、築いてきた絆に届くって素敵だなと思いました。