【ネタバレ感想】「傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん」

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傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん 1

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主人公は、無慈悲で浪費家と噂されている第四王女・ユスティネ。


物語は、婚約者リュークから婚約破棄を言い渡されたユスティネが


「婚約破棄だけはご勘弁いただけないでしょうかぁぁ!!」


と土下座をするところから始まります。


実は、一国の王女が恥を忍んで土下座をしたのには、理由があって


ユスティネは死に戻り(前回の人生で殺された)。


死亡フラグを回避をするためには、リュークとの婚約を継続する必要があったのです。


今度こそ不幸にならない!ということで


リュークとの関係改善を図ろうとしますが…


という始まりです。


みんなに嫌われているユスティネが悲劇的な未来を変えようと奮闘する物語なのですが


このユスティネの性格が好き。


確かに、ユスティネは傲慢で高飛車なところもあって


言い方も悪いから誤解をされやすいんだけど


その言葉の本質にはちゃんと優しさがある。


そして、みんなに嫌われて事実無根の悪い噂ばかり流されてるのに


「誰が何を言おうが、私の存在価値は変わらない」


と平然と言える強さも好きです。


「相手の選択肢を奪うやり方は好きじゃない」


と卑怯なことはしないところも。


そんなユスティネが持っている知識と前向きさと行動力で


未来を変えていくわけですが、最後らへんに「前回、何が起こったのか」が明らかになり


それと同時にユスティネの本当の目的が分かります。


自分のためじゃなかったから、必死だったんだなと思うとちょっとウル。


リュークもリュークで「前回」も「今回」もずっとユスティネを大切に想っていて


「婚約破棄」にも意味があったことがわかってよかったです。