アイザックの初恋はアイリーン。婚約破棄されたアイリーンへの本音/悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました・原作(ライトノベル)7巻・ネタバレ

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婚約破棄をされたアイリーンに協力したアイザック。


アイザックとアイリーンは、貴族学校の同級生です。


漫画では描かれていなかったけど、アイザックの初恋はアイリーンだったそう(原作7巻より)。


そんなアイザック…アイリーンが婚約破棄された時どう思っていたのでしょうか。


今回は婚約破棄されたアイリーンへのアイザックの本音です。


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アイザックとアイリーンの出会い

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アイリーンとアイザックは貴族学校の同級生。


課題のペアになったことで二人の距離は近づきます。


最初こそ「皇太子の婚約者と関わるなんて面倒だ」と思っていたアイザックですが


アイリーンの優秀さと国の未来をしっかりと見据えている姿に興味を持ちます。


その後も何かと話す機会が多くなり、親しくなった二人。


しかし…



「 信じるな…」言えなかったアイザック

セドリック皇太子(婚約者)のために、自らが嫌われ役を買って出るアイリーン。


そんなアイリーンのそばで、アイザックは(お前、いいように利用されてるぞ)と言いそうになるのをグッとこらえていました。


何よりもアイザックが一番気になっていたのは、セドリック皇太子のそばに常にいる「リリア(庶民育ちの男爵令嬢)」。


アイザックは、アイリーンにリリアのことを指摘しますが


アイリーン「……なんでもないって仰ってたわ」


アイザック「……そっか」


アイリーン「わたくしは信じてるもの」


その言葉に「信じるな」と喉から出かかるアイザック。


そして…


(だまされてる。お前、知らないのか。お前があの皇太子のためにやったことを、皇太子がなんて言いふらしてるか)


そう、アイリーンがセドリックのためにやっていることは、裏で「迷惑だ」と言われているのです。それなのに、アイリーンには甘い言葉で汚い仕事を押し付けている…


けれど、アイザックはそれをアイリーンに言うことができませんでした。



ついに婚約破棄の時。アイザックの本音

「俺は君との婚約を破棄させてもらう。俺に愛されているという君の勘違いにはもう、うんざりだ」


みんなの目の前で突然婚約破棄宣言をされたアイリーン……そして一部始終を見ていたアイザック。


勝ち誇った顔で平然と糾弾したセドリックに


「そうなるように仕向けたくせに、よく言う……っ!」


とアイザックは苛立ちます。


が、それと同時に自分の愚かさにも気付き……


実は、アイザックはこうなることを予測していて、策を講じてやろうと思ったこともあったのです。


だけど、できなかった。


アイリーンが婚約者を好きだったからじゃない……そう、自分がアイリーンのことが好きだから(婚約破棄されてほしいという願い)。


アイザックは、最後まで泣きもせず背筋をのばして凛としたアイリーンを見て


泣いて、取り乱して、それこそ自分の腕にでもすがってくれたなら…そう心の片隅で願って、策を講じなかった罪を償うと決意するのでした。



まとめ

アイザックがずっと何も言えなかったのは、心のどこかで婚約破棄を望んでいたから。


アイリーンが婚約破棄された後に協力していたのは、贖罪だったのかもしれません。


原作7巻には、アイザック以外の仲間(アイリーンの)もアイリーンに恋心を抱いていた描写があり面白かったです。