笑いと涙の感動の名作「生まれ変わってもまた、私と結婚してくれますか」。
主人公は寅之介と薫ですが、二人の周りにいる登場人物たちのエピソードも素晴らしいです!!
今回は、寅之介の家「伊吹造園」で働くミサヲと勇左仁。
「幼いころに顔にやけどを負って家族にまで気味が悪いと言われてきたミサヲ」と「生きるために人に言えないようなことをしてきた伊左仁」。
二人は互いに惹かれ合うも、互いに「身の程知らずの想い」だと思っていて……。
そんな両片思いの「ミサヲ」と「勇左仁」。
二人の恋を応援していましたが、3巻では悲しい展開に…。
今回は、そんな両片思いの「ミサヲと勇左仁」の切ない別れについてです。
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互いに想い合うも、別れの時
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「生きるために人に言えないようなことをしてきた勇左仁」と「顔のやけどが原因で家族にまで嫌われていたミサヲ」。
二人は伊吹造園で知り合い、互いに惹かれていきます。
が
身の程しらずの想いだと互いに思っている二人が、好きだなんて言えるはずもなくて…
そんなある日
勇左仁の亡くなったお姉さんのことやミサヲが子供たちに「おばけ」と言われたことをきっかけに
ミサヲは好きが溢れてしまいます。
そして
「わたし…私、ずっとあなたのこと…」
勇左仁に想いを告げようとしたその時――…
「伊達勇左仁さん!!いらっしゃいますかー!?」
大声で叫ぶ配達員の姿が。
それは、突然の別れの知らせ…なんと勇左仁に「召集令状」が届いたのです。
好きだから「さようなら」
ついに勇左仁が戦争に行く日。
ミサヲは、列車に乗り込もうとする勇左仁の腕を掴み
「すきです。帰りを待っていてもいいですか……?」
と涙ながらに伝えます。
しかし、勇左仁はそんなミサヲに微笑みかけ
「――――いいえ、駄目です。あなたはちゃんとした奴とちゃんと幸せになって下さい。俺みたいな外れ者じゃなくて…だから、さようなら。お元気で」
と、答えるのでした。
勇左仁の本音
ミサヲは勇左仁が去ったあと、
「振られてしまったけど、どうか無事でいてほしい…」
そう想いながら一人で泣いていました。
が
勇左仁も本当はミサヲのことが大好きで…。
実は勇左仁は、ミサヲに贈るために「髪留め」を用意していました。
顔のやけどを隠すために、いつも髪を下ろしているミサヲ。
「髪をまとめるなんて嫌がるかもしれないけど、絶対に似合う」と勇左仁が選んだのです。
しかし、渡す前に…好きだと言う前に…召集令状が届いてしまい…。
勇左仁が選んだのは、このまま何も告げずにミサヲと別れること。
言えない気持ちと髪留めを、部屋に隠してミサヲの元を去ったのです。
まとめ
勇左仁とミサヲを応援していましたが、悲しい別れ。
3巻で戦争が始まるのですが、1、2巻のほのぼのした感じとは打って変わって
切なく泣けるシーンが多いです。
妻の元へ帰りたいと願う軍人の死(これは4巻)、無事に生まれなかった子供(これも4巻)…
読むたびに涙してしまいます。