ライオスが迷宮の主になるかと思いきや、マルシルが迷宮の主に!
なぜそうなった?マルシルが望むものは…?
今回はマルシルが迷宮の主になった経緯や
マルシルの欲望について書こうと思います。
⇒コミックシーモア・初回登録7日間無料「ラノベ・漫画が読み放題」(無料期間中に解約OK)。漫画、ラノベをたくさん読みたい方におすすめ。
なぜマルシルが迷宮の主に?

>>試し読みはこちら
狂乱の魔術師・シスルを無力化したものの、本を奪いにきた“カナリア(迷宮調査隊)”に尋問されるライオスたち。
ライオスたちは下手な嘘と魔物の茶菓子でおもてなしをして、何とか穏便にお帰り頂こうとしますが
ついにしびれを切らした調査隊に幻覚術をかられて、すべて話してしまいます。
無事だったのは、二日酔いで寝ていたマルシルだけ。
状況を理解したマルシルは、その場から逃げ出して本の封印を解くことに。
しかし、追っ手により殺されかけてしまいます。
でも、ここで諦めるわけにはいかない(殺されるわけにはいかない)!
どうしても叶えたい願いがあるマルシルは叫びます。
「私が迷宮の主になるから、今すぐ私の願いを叶えなさい!!」
こうして、マルシルは迷宮の主になったのです。
マルシルの欲望
10巻で描かれていましたが、マルシルはエルフとトールマンのハーフエルフです。
寿命や成長速度が不安定な上に子供を作ることができないハーフエルフ。
さらに、混血種は、どんな種族とも同じ時を生きることを許されていません。
マルシルの恐怖をそこで、それが欲望にもつながります。
マルシルの叶えたい願い(欲望)は
「みんなに生きていてほしい」
10巻にもありましたが、マルシルは翼獅子にこう語っています。
「人種による寿命の差をなくして、人種間の見えない溝をなくしたい」
ハーフエルフであることで、つらい思いをしてきたマルシル。
大好きなみんなが死んでも自分だけ残ってしまうことが(父親もマルシルを残して逝ってしまっているので)恐怖だったのです。
感想
迷宮の主となったマルシル。
ライオスではなかったのは意外だけど、明確な目標があるマルシルが適任だったのかもしれません。
ですが、ファリンを助けるためにやっている行動があんまりにもひどくて(他人を犠牲にしてもいい?)……
そんなマルシルの行動を止めに行こうとするところで11巻が終わっていました。
次巻が楽しみです!