ダンジョン飯10巻…ついに核心に迫ってきました!
狂乱の魔術師の過去やマルシルの秘密――少し重い話もありましたが、笑えるシーンもあり!
マルシルが仲間の死体(チルチャックとかライオスとか)を動かすシーンがあるんですが、このシーンに爆笑しました笑
では、あらすじや感想を書いていきますね。
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あらすじ
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本に封印された翼獅子
翼獅子が囚われているという狂乱の魔術師の家を訪れたライオスたち。
そこで、ある一冊の本を見つけます。
それは、狂乱の魔術師が持っていたのと同じ装丁の本。
しかし…
「全然開かない。ページが癒着してるみたいだ」
「封印されてるんだから開かないのは当然だよ。貸して、解除できるかやってみる」
こうして、古代魔術を専門としているマルシルが解除を試みることに。
すると――…
なんと、本の中から獅子が現れます!!
「やぁ、初めまして。でも君たちのことはずっと見ていたよ」
「きみが有翼の獅子なのか………顔しか出てないが」
そう、封印が解けたのはまさかの半分だけだったのです。
残りの半分は今も狂乱の魔術師の手の内だと言う獅子。
そして…
「私も君たちに積もる話があるし、君たちにも私に尋ねたいことが多々あるだろう。だが実は時間がない。私の封印が“半分”だけ解けたことはシスル(狂乱の魔術師)も気付いた。今はまっすぐこちらへ向かっている。ファリンを伴って」
「うそ!?心の準備が!!」
「落ち着け。私がシスルの力を抑えて時間を稼ぐ。君たちはファリンに集中しろ」
あのファリンをどう捕まえるんだ…と悩むチルチャックとマルシル。そんな二人にライオスが口を開きます。
「この件は俺もずっと考えていたんだが…ひとつ確信がある。ファリンは今―――確実に腹をすかせている!」
このライオスの発言に顔を見合わせて怪訝な顔をするマルシルたち。
ライオスはこう考えたのです。
体が大きくなったファリンですが頭は人間。なので歯も顎の力も肉食獣には劣り、味覚も生の血肉を拒絶しているはず。
そのため、今お腹がすいているであろうファリンのために料理を作り(その中にお酒も入れて)眠らせてしまおうと考えたのです。
恐怖!!怪談「迷宮の兎」――次々に…
ファリンに作る料理を作ることになったライオスたち。
そのためには、すぐに手に入る食材が必要になります。ライオスはその食材に心当たりがありましたが…
「ただ問題があって…その食材は兎だ」
兎?兎のどこが問題なの?と思うマルシル。
しかし…
「“迷宮の兎”というのは、冒険者の間で知られた怪談だ」
その怪談とは…
ある熟練の冒険者たちが、突然死体でみつかったそう。その死体は全員が首を失った姿で…。そして、蘇生された者は口をそろえて言ったそうです。
「兎が……」
と。
こうして、そんな兎を狩りに行くことになったライオスたち。
念のために、ライオスは蘇生ができるマルシルだけに兎に対応できる鎧を着せて兎狩りに向かいますが――
なんと、ライオス…チルチャック…次から次へとマルシルの前で仲間が死んでいき――…!!
頼れる仲間はもう誰もいない。それでも、兎捕獲という目的を果たすためにマルシルは犯罪を犯して――…
マルシルの秘密と狂乱の魔術師の過去
ファリンの捕獲に成功したライオスたちは、ついに、狂乱の魔術師と対峙することに!
容赦なくライオスたちに攻撃をしかける狂乱の魔術師。
そんな彼にマルシルは
「私達はあなたに危害を加えたいわけじゃない!少しだけ話を聞いて」
「……話?話だって?笑わせるな!お前の望みはわかってる。」
マルシルを嘲笑う狂乱の魔術師。
そして…
「ぼくから迷宮の力を奪い『完全な』エルフにでもなりたいのだろう。哀れで愚かなハーフエルフの小娘。お前は一生半端なまま死ぬんだ」
マルシルは完全なエルフになりたいわけではありません。
マルシルの望みはただ一つ…
人種による寿命の差をなくしたい…
人種間にある見えない溝があるせいでお互い同じ人間だと思っていない…
マルシルはこの溝をなくして、世界中の人たちにただ一緒に生きて欲しいと願っているのです。
しかし、混血であるマルシルはどんな種族とも同じ時間を生きることを許されておらず――…。
感想
重い話の中にも笑いがあって、めっちゃ面白かったです(最近は重い話ばかりだったので!)
冒頭にも書いたマルシルが死体(チルチャックとかライオスとか)に術をかけて、自分と同じ動作ができるようにするんですが、そのシーンに爆笑でした笑
兎にも同じ術をかけていたからなのか、なんか…EXILEみたいになってた笑
このシーン必見です!
そして、狂乱の魔術師のベッドの下のポエム笑
お母さんとエロ本を隠す息子みたいな感じで面白かったです!!
マルシルの願い、狂乱の魔術師の過去…笑えるシーンと盛りだくさんの10巻でした♡