助けたはずのファリンに異変が起こってしまいます。
そして、それをきっかけに迷宮の謎にも一歩近づくという展開に!
今まではコメディ色が強かったけど、今後はハラハラするかもしれません。
もちろん、相変わらず魔物は食べるのでその辺りは変わりませんが笑
では、あらすじや感想を書いていきますね(ネタバレあり)。
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あらすじ
マルシルの隣で寝ていたはずのファリン。
そのファリンがいないことに気付いたライオスは、まだ起きていたセンシにファリンの行方を聞きます。
しかし
「誰も通っちゃおらんよ」
との返答が。
青ざめたライオスが辺りを見回すと部屋の窓が開いていて…
「まさか……ここから出て行ったのか?」
剣を手に外へと飛び出すライオス。
するとそこには炎竜の骨と血だまりが。
「これは……?」
異様な光景に戸惑うライオスでしたが、血だまりの中に座り込むファリンを見つけて駆け寄ります。
「ファリン!大丈夫か 一体何があったんだ?」
しかし…
「デルガル様……お探ししなくては」
ライオスの言葉にも耳を貸さず、何かに取り憑かれたかのようにデルガル様と呟くファリン。
すると、突然ライオスの背後にあの人物が現れます。
そうそれは、以前絵画の中で会ったあのエルフで――…!
「この地に存在する建物・金貨・国民・家畜・血・肉……お前が今、踏みつけている砂つぶひとつに至るまで、全てはデルガル国王陛下そのひとの所有物である。
汚らわしい盗賊が。貴様……見覚えがあるぞ。絵画の中をうろついてたな。何者だ。何が目的だ」
(見覚え?国王?絵画の中?―――!!…迷宮の主 〝狂乱の魔術師!!〟)
そう、あのエルフこそがこのダンジョンの最大の敵〝狂乱の魔術師〟だったのです!!
最大のピンチを迎えるライオス!
しかし、そこにマルシルたちが現れます。
「そっそこのあなた離れなさい!」
爆発呪文で狂乱の魔術師を威嚇するマルシル。
しかし―――
狂乱の魔術師の古代魔法により、ファリンを助け出すことも出来ず…方を石で囲まれた場所に落とされてしまったライオスたちでしたが、危ないところを霊によって助け出されます。
その後、チルチャックの説得により、一度地上に戻ることにしたライオスたちはかつての仲間シュローと再会。
しかし、そこには、ライオスを怪しげな目で見つめるカブルーがいて…
「はじめまして……ライオスさんですよね?僕はカブルーといいます。」(引用元:九井諒子「ダンジョン飯」より)
感想
助けたはずのファリンに異変が起こり(元の姿に戻ったことが狂乱の魔術師にとってみたら異変なのかもしれないけど)、
コメディ感の強い作品だからファリンの件はここで終わり(ハッピーエンド)なのかと思っていました。
そんなファリンの一件で狂乱の魔術師と対峙したわけですが、これによりチルチャックが一度地上に戻ることを提案します。
漫画を読んでいる方なら納得してもらえるのではないかと思いますが、チルチャックのセリフは意外でした。
すっごくドライだと思っていましたし、実際に最初は
「あいつらに付き合って死ぬのはまっぴらだ」
とライオスとマルシルを欺こうとしていましたしね。
でも本音は別のところにあって…めっちゃ仲間想いで感動してしまいました♡