主人公は「地味姫」と呼ばれる公爵家令嬢・セレン。
婚約者・ヘリオス王子たちが「マリエッタ(セレンの妹)を正妃にすべき」と話しているのを
偶然聞いてしまうところから物語がスタートします。
みんなが話しているのを聞いてしまったセレンは、「ヘリオス様が好きなのはマリエッタなのね」と傷つきながらも「ヘリオス王子から婚約破棄できないのであれば、私から動かなければ…」
と、誰にも迷惑をかけずに婚約破棄することを決意。
そのためには、力を貸してくれる魔術師の力が必要で……。
偶然出会った氷の魔術師団長・ヴィオル(コミュ障)の秘密を知ったたセレンは
その秘密を他言しないことを引き換えに、彼に魔術を教えてくれる家庭教師を紹介してもらうことになります。
セレンの家庭教師となったのは、かわいい黒猫なのですが…
実はこれはヴィオル本人。
猫の時のヴィオルがあんまりにもかわいくって、普段とのギャップがすごい笑
二人の会話(猫とセレン)がめっちゃかわいいです。
そして、婚約者・ヘリオス王子たちが「マリエッタを正妃に」と話していたのには、ある事情が。
どうしても、みんながマリエッタを好きなようには見えないと思っていたら…そういうことなのね。という感じでした。
では、前置きがめっちゃ長くなりましたがあらすじと感想を書いていきますね。
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あらすじ
絶世の美女と謳われる妹マリエッタと比較され、『地味姫』といわれて育った公爵家の長女セレン。
彼女は、婚約者であるヘリオス王子たちが「マリエッタを正妃にすべき」と話しているのを聞いてしまう。
「ヘリオス様に幸せになってもらうため、誰にも迷惑をかけずに婚約破棄しよう!」
美しいが人を寄せ付けない『氷の魔術師団長』ヴィオルが実は甘いもの好きという秘密(?)を握ったセレンは、彼の使い魔の黒猫と一緒に、円満な婚約解消を目指す!
感想
特級魔術師になれば「誰にも迷惑をかけずに婚約破棄をすることができる」…すべてはお慕いしていたヘリオス王子が無事にマリエッタと一緒になれるように…
と思い、ヴィオルの使い魔(本当はヴィオル本人)に魔術を教えてもらうセレン。
猫であるヴィオルが本当にかわいくて悶絶でした。
例えば
許可を得てヴィー(セレンがつけた猫の名前)をなでなでしてる時の…
セレン「どう?気持ちいい?猫ちゃんはここをなでられると、とっても気持ちがいいんですってね」
猫の時のヴィオルの心の声「なんという恐ろしい情報を仕入れてくるのだ!(嬉しそうな顔)」
とか
セレン「チーズケーキは好きかしら?」
猫の時のヴィオル「好きにきまっている。アップルパイの次くらいには好きだ(しっぽをめっちゃ振ってる)」
人間の時はクールな感じなのに、猫の時のヴィオルが本当に可愛い……。
ネコ好きの方にはたまらないと思います。
そうそう、ヘリオス王子たちが「マリエッタを正妃に」と言っていたのには、事情があるのですが…
ヴィオルに奪われても自業自得だと思いました!!
マリエッタも野心家ではあるけど、悪い子ではない。
始まりはちょっと「はぁ?」という感じでしたが、ほのぼのと読める作品でした。