今回は今まで以上に泣けます。すごく泣けます。勇左仁目線の話に号泣でした。
今日の幸せは明日には続かない…戦争とはそういうものですね。
そんな3巻のあらすじと感想を書いていきます(ネタバレあり)。
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あらすじ

こんな幸せがすぐに終わってしまうなんて思ってもみなかった―…。
「また今度」はいつか言えなくなる。
挨拶のため、薫の実家にやってきた伊吹一家。
楽しそうな薫を見て、薫の母「ミツル」は一人涙を流します。そこに、やってきた寅之介の母。
「薫のことが可愛くて仕方がない」
と言う寅之介の母の言葉に、
薫に何もしてやれなかった自分の不甲斐なさ、奉公へ行く我が子を引き留めることさえもできなかったこと…様々な思い込み上げてくる薫の母。
それでも愛おしい我が子がどうか幸せでありますように…
色々な想いを飲み込んで
「どうか、あの子の母になってくれませんか。傍にいてやってくれませんか。」
と寅之介の母の手を握り、お願いをするのでした。
そして――……。
その頃、ミサヲは同じような境遇の薫の祖母の話を聞き涙をこらえていました。
「生きるのは毎日のことですから、いちいち落ち込んで悩んでもいられません。不便なことも不運なことも全部まとめて楽しんで生きてやろうと思っとります」
強くてたくましくてうらやましい…。
実はミサヲは顔の傷が原因で気味が悪いとずっと言われて生きてきました。
だけど「伊吹造園」以外の人で、優しくしてくれたのはあなたが初めてだったから…私は身の程知らずのことを想ってしまったのです。
同じく伊吹造園で働くミサヲの想い人「勇左仁」。
優しい笑顔と大きな手。好き…この人が大好き…
しかし、勇左治とミサヲに「招集令状」が届き――…。(森永ミク「生まれ変わってもまた、私と結婚してくれますか」より)
感想
何度も読んでも3巻は号泣。
家族も姉弟も、そして想い人も引き離される…。突然の別れ(今回死別があります)だって、例え「さよなら」が言えたって、もう二度と会えない覚悟なんてできるものではありません。
特に、今回はミサヲと勇左仁の最後のシーンが辛かった…。
「すきです。帰りを待っていてもいいですか……?」
勇気を出して伝えたミサヲ。勇左仁の気持ちも分かる…分かるけど、こんな切ない「さよなら」ある!?と思いました。今回は勇左仁目線の描写もあったので余計にそう感じたのかもしれません。
言えない気持ちと一緒に隠した髪留め。
このシーン実写化してほしいな。いや、やっぱダメ。泣いちゃう。