優しくてのんびりしている芦屋が、まさかの妖怪殺し…!?
その事実を知っているのは安倍だけですが(芦屋は知らない)
安倍は、なかなか芦屋に話せないでいました。
そんな時に、また芦屋に異変が…!
今回は、そんな12巻のあらすじや感想です(ネタバレあり)。
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あらすじ
「使い手によっては…妖怪に危険を及ぼす…これは諸刃の剣。頼るな…妖怪を……決して殺すな…全ては〝妖怪のため〟にあれ…」
――芦屋が妖怪を殺した…
芦屋の意思ではなく、芦屋榮の人格が現れたことによる妖怪殺し。
芦屋に芦屋榮の人格が現れたことは榮を知る大きな手がかりになる…
しかし、無闇に詮索して関わるにはあまりにも危険な対象。
妖怪殺しの人間…隠世の者たちに知られれば、立場が危うくなるのは芦屋だろう。
特に行政。芦屋を生かすか殺すか迷っている行政が見過ごすとは思えない。
ここはあの時の記憶がない芦屋に真実を話して注意喚起するのが得策だ…
そう頭では分かっている安倍でしたが、なかなか芦屋に「妖怪殺し」のことを話せないでいるのでした。
そんなある日、ひょんなことから安倍は芦屋の家に泊まることになります。
しかしその晩、芦屋の身に異変が。
芦屋の様子がおかしいことに気付いたモジャは急いで安倍を呼びに行くのですが…
「芦屋!起きろ!聞こえてんのか!?おい!!」
なんと芦屋は無意識に威光を使っていたのです。
安倍は芦屋を止めようと芦屋の手を掴みますが…
「腕が透けた…」
掴めない腕と芦屋の威光…この一件により安倍は芦屋にあの時のことを話すことに。
そして、まだ立法や行政、司法に話していないことを芦屋に伝えます。
それは芦屋の身に危険が及ぶことを恐れたからなのですが、芦屋は安倍の立場が悪くなることを危惧します。
「…安倍さん、自分のこと考えてます?黙っていた上にバレたら、安倍さんが今まで積み重ねてきた物怪庵主としての信頼を失墜させかねないじゃないですか!」
「立法さんに報告しましょう!」
こうして、立法に報告をすることにした芦屋と安倍ですが…隠世ではある事件が起こっていて――…。
感想
「妖怪殺し」という不穏なワードがありながらも、ほのぼのなところもあって12巻も面白かった。
特に安倍のアレンジフラワーが真ん中に一本だけ刺さっているところが笑
完璧な人だと思っていましたが、可愛いところもあるんですね。
さて芦屋ですが、安倍とのお泊り会(実際には安倍はモノノケ庵で寝ていますが)で無意識に威光を使ったのには理由がありました。
実は芦屋はあの時の記憶がないながらも、榮に見せられた記憶が頭の中に残っていたのです。
それを夢だと思っていたんですね、芦屋は。
それにしても榮と芦屋ってだいぶ性格が違う…
榮もモノノケ庵の奉公人だったようですが、とても〝妖怪のためにあれ〟なんて言葉を掲げていたとは思えません。
すごく冷淡なイメージで死にそうにもない人物に見えるけど、死因はなんだったんだろう。
気になるところです。(引用元:ワザワキリ「不機嫌なモノノケ庵」より)