芦屋榮が亡くなったのは16年前…
でも、花繪はその3年後に父と会っている。
あれは、一体誰だったのか。
そんな11巻のあらすじと感想です。
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あらすじ
「…じゃあ…オレがずっと父親だと思ってた人は…アオイさん…!?」
芦屋の父「芦屋榮」が何故亡くなったのか…それを調べていた安倍は、
アオイが記した業務報告書からあることに気付きます。
それは一匹の猫。
ある時期から突然描かれるようになった一匹の猫…その意味とは
「この猫は隠喩…芦屋榮が物怪庵の奉公人として働いた目印だ」
父親も自分と同じ物怪庵の奉公人だった…
その事実を喜ぶ芦屋でしたが、そんな芦屋に安倍はもう一つの事実を告げます。
それは
「依頼承「一四三番」 それが猫が描かれている最後の依頼だ」
つまり、芦屋榮が亡くなった日――それは16年前の11月2日。
しかし、芦屋はその事実に異議を唱えます。
「そんなはずはありません。その3年後…オレが3歳の時に一度帰ってきたんですよ?母さんや姉ちゃんも会ったんです。あの二人が見間違うはずはない。あれは間違いなく〝榮〟本人です。」
「それは恐らく芦屋榮に化けたアオイだ」
「…え?」
あの時の男性は父ではなかった――何故アオイが榮に化けてまで会いにきたのか…
そして一四四番の報告書に描かれていた謎の落書きの意味とは――…
継母の策略で、身売りのようにして嫁がされたクリスタ。相手は人嫌いでいつも仮面をかぶっていると噂の辺境伯ジェラルド。クリスタを冷たく突き放すジェラルドだったが、実は彼には誰にも言えない秘密があって…!
数日後、芦屋と安倍は「ボンタ」という妖怪を祓うために神社に向かいます。
しかし、気配はあるものの待ち合わせの鳥居にはボンタはおらず。
仕方なくボンタの気配を辿り、神社裏に向かうと…そこには長い階段が。
「随分と長い階段ですね。上にも何かあるのかな?」
「奥社でもあるんじゃねぇか?」
階段の上にはボンタの気配…
しかし、
「もしかしたら他の妖怪の気配なのかもしれない」
という安倍の意見から、安倍と芦屋は別行動を取ることにします。
芦屋は階段を上がり奥社へ…
そして安倍は、奥社の妖怪がボンタではなかった時のために鳥居前でボンタを待つことに。
鳥居前でボンタを待つ安倍…
そんな安倍に一人の老婆が声をかけてきます。
「そろそろ次のバスが来る頃やけど お兄さんはまだここにおるん?乗り遅れたらまた一時間待ち惚けしはることになるよ」
そんな老婆に、安倍は階段上の奥社へ向かっている連れを待っているから…と伝えます。
すると老婆から驚愕の一言が。
「階段…?この神社に奥社なんてあらしまへんで」
「…!?」
あの階段は妖怪の仕業――…その妖怪「ササ」は安倍でも歯が立たないかなりの大物。
ボンタと芦屋が取り憑かれ、安倍は絶対絶命のピンチを迎えます。
しかし、その時…芦屋に異変が起こり――!!?
感想
芦屋の父「芦屋榮」が亡くなった時期は分かったものの、最期を知る人物「アオイ」もすでに亡くなっている…
死因は何だったのかが気になるところです。
そして、あの謎の落書き。
かなりふざけた落書きですが、きっと意味があるのでしょう。
さて、今回あらすじには芦屋榮関係について書きましたが、「コモン」の話も良かったです。
飛べない鳥の隠された真実…
兄弟喧嘩をしたのも「騙していたこと」が原因ではなく「失敗したこと」が原因だったんですね。
あ、安倍が羽ばたいている姿が普段からは想像もつかない姿で可愛かったです♡(引用元:ワザワキリ「不機嫌なモノノケ庵」より)