ピンチのろくろの前に現れたのは、有馬だった!
しかし、そこに婆娑羅・無悪が現れて…!?
衝撃すぎる結末に言葉を失いました。
そんな17巻のあらすじと感想です。
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あらすじ
「双星の陰陽師だから助けなきゃいけないんじゃないっ。焔魔堂ろくろだから助けたいんだっっ!!!!」
有主たちとの作戦により、一時は優勢かに見えた戦況だったが、不意をつかれてろくろが負傷してしまう。
右腹を突き抜かれ、痛みで倒れるろくろ。
そんなろくろを治療するために、有主たちは銀鏡の攻撃を受けながらろくろの治療を始める。
しかし…
「やめっ……皆っ もう」
ろくろの目の前で一人、二人と倒れていく仲間たち。
そして、最後にろくろの治療をしていた林檎が倒れてしまうのだった。
「ゴ…メン…ね 焔魔…堂……くん 私が…落ちこぼれじゃなかっ…たら 怪我なんてすぐ治して……あげられたの…に……そし…たら あんな奴っ…焔魔堂くん…が あっという間にやっつけてくれた…の…に 悔しい……よ 焔魔堂……くん……悔…」
その時――
「な……何だ この呪力の上昇はっ…」
負傷し、立ち上がることのできないはずのろくろが、呪力の上昇とともに立ち上がったのだ。
右腕から溢れる呪力に怒りを込めて、銀鏡にこぶしをぶつけようとするろくろ。
しかし…
「ダメだ まだ〝その時ではない〟」
「え…あんた…!」
ろくろの腕を掴み、戦うことを止めた人物―――それは「土御門有馬」だった。
実は有馬は、現在戦闘中の「深度2013・深度・2010・深度2009・深度2007・深度1986」の全ての場所に同時刻に現れる。
4つは式神…ろくろのところに現れた有馬は有馬本人だった。
何故、有馬はろくろがいる深度2007に現れたのか…
普通は息子である有主がいるからなのでは?と考えられるが、その辺りにはドライな有馬がそういった理由で深度2007を選ぶはずがない。
実は有馬はもっと先を見越していて―――…。
陰陽師頭である有馬の登場により、銀鏡も倒され危機を回避したろくろたち。
しかし、そこに桁違いの婆裟羅が現れる。
婆裟羅の二位―――無悪(さかなし)。
自身が直接手を下すことはほとんどなく…未だ力の底を見せない狡猾な男。
「〝殺気をぶつける〟なんて子供騙しいいところだ 僕はね忙しいんだ――無悪。遊びに来ただけなら帰ってくれないか!?」
「そうか……仕方ない では帰るとしよう 貴様を殺してからな」
こうして、有馬と無悪の戦いが始まったのだが、この戦いの結末は誰も予想できないものだった。
「つ………土御門有馬様の……反応が 消……失っ」(引用元:助野嘉昭「双星の陰陽師」より)
感想
最強のはずの有馬がまさかの死去!!?
清弦みたいに戦えなくなることがあったとしても、まさか死んでしまうとは。
この有馬が亡くなったことにより、ついに結界が破れて土御門島にケガレが入ってきてしまう事態になります。
十二天将も何人か死んでしまっているし、誰が土御門島を守るんだろう。
あっ!!そういえば天馬がいましたね!
前巻で何か話があると言っていたから、これも予測していたのかもしれません。(引用元:助野嘉昭「双星の陰陽師」より)