「……隠世に本当に海はないんですか?」
芦屋が樹海で聞いた波の音。その波の音をもう一度探しますが、なぜか空から聞こえてきて――…。
謎の蝶とアオイの行方……真相に近づきます!!
今回はそんな16巻のあらすじと感想です♡
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あらすじ

「…安倍さん、本当に隠世に海はないんですか?」
実際に見たという妖怪は一人もいない。アオイを探しに行った初日、樹海で聞いた波の音。
あの時は、空耳だったと流したけど、もしあれが聞き間違えではなかったとしたら――
そう思った花繪は、安倍と共に樹海で「波の音」を探すのでした。
雑音に混じってはいるけど微かに聞こえる波の音。
しかし、不思議なことにそれは空から聞こえてくるのです。
「空に海が浮いてる訳ないですよね?」
疑問を感じながら、空を見上げる二人。するとそこに一頭の黄色い蝶が。
あの蝶…樹海で見かける虫は黒みを帯びた姿がほとんどだが、あの蝶だけ黄色…
そう思いながら、安倍は蝶を見ていましたが…あることに気付きます。
あの蝶から波の音がするのか!
逃げようとする蝶を追いかける安倍。しかし、まばゆい光を放ち消えてしまうのでした。
翌日――蝶を捕らえるため、網を用意した安倍と芦屋でしたが、一向に捕まえることができません。
まるで安倍と花繪の行動を観察しているかのような蝶…安倍は蝶に尋ねます。
「…ご存知なんですか?あいつの居場所を…どこにいる?アオイは…生きてるのか…?」
すると蝶は花繪に近づき…
「現世へ帰れ。これ以上捜しに来るな」
そして…
「アオイは………死んだ」
と残して消えるのでした。
しかし、その声はまさかの芦屋榮だったのです。
帰宅し、モノノケ庵に報告をする安倍。花繪はアオイが死んだと聞き、安倍は落ち込んでいると思っていましたが…
「…物怪庵、報告がある。アオイの手掛かり、ようやく一つつかんだぞ!!」
「…!!」
驚く花繪に安倍は語ります。
「あの蝶の正体が亡くなったはずの芦屋榮だとすれば、アオイもまた別の姿となって生き延びている可能性がある」
こうして、次の日も芦屋榮蝶を捕まえるために樹海に入った安倍と芦屋でしたが、逃げようとする蝶を手で掴んだ花繪が――…。
「ええええええええええ―――!!!?」
まさかの芦屋榮と繋がってしまい――…。
感想
榮と威光で繋がってしまった花繪。すごく疑問を感じる描写でした。
死んだ後の姿が蝶なのだとしたら、大人でなくてはいけないんじゃ…?何か意味がありそう。
実は榮って本当はもっと早くに亡くなっていた!とかあるのかな。もし、これでアオイが見つかったら芦屋榮の最期が分かりそうですね!