彼女持ちの男性と契約結婚した主人公。
その主人公が自分の置かれている状況に全く悲観することなく、全力で契約結婚を楽しんじゃうところが面白いです!
主人公はそこらへんの御令嬢とは全く違う!
前向きでハッピー!!何度も読み返したくなる漫画です。
もちろんラブコメなので…恋愛要素もあり!
では、さっそくあらすじとネタバレ感想を書いていきますね!
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あらすじ
「私のお飾りの妻になっていただけませんか?」
貧乏貴族で地味なヴィオラ嬢。
そんなヴィオラに求婚をする相手が現れました。
それは超名門公爵家当主「サーシス様」。
姿を見ただけで女性が卒倒するという噂のイケメン当主、サーシス様。
面識もないのに家の借金まで肩代わりしてくれるなんて、しかも私のような地味な娘を…一体何故かしら…
そう思うヴィオラにサーシスはさわやかに微笑み、とんでもないことを言い出します。
「私には6年ほど付き合いのある恋人がいるのですが、彼女が元流浪の踊り子だからと周囲に反対され結婚できないのです。 それなのに身を固めろとうるさくなってきまして。私は彼女と別れる気はありません。ですから仮面夫婦として生活してもらいたいのです。」
つまりこれは契約結婚の申し出。
あまりの話に驚きを隠せないヴィオラでしたが…
(私さえ我慢すれば、お父様が飢饉に見舞われた領民を救うために抱えたうちの借金がチャラになる。これで家が救われるならば…)
と契約結婚を承諾するのでした。
そして、結婚式も終わり…いざ公爵家へ―――
立派なお屋敷にずらりと並ぶ使用人たち。貧乏貴族であるヴィオラは自身の家との違いに圧倒されてしまいます。
しかし、この立派なお屋敷で生活をするのはヴィオラ一人。
実はサーシスは、庭園の端にある別棟で恋人と暮らしているのです。
いよいよ、お飾りの奥様生活の始まり。
身の回りのお世話をしてくれるダリアとミモザ、そして執事のロータスもとても優しくて良い人たち…
でも、こんな広いお屋敷で社交も子作りも、家事もする必要がないなんて一体、私は何をしたらいいのかしら。
それに…こんなに広いテーブルで一人で食事だなんて寂しすぎる…。
そう思ったヴィオラは執事のロータスに懇願し、使用人たちが普段使っている食堂で一緒に食事を取らせてもらえるようにするのでした。(本来は奥様が使用人たちと一緒に食堂で食べることなどありえないこと)
(やっぱりみんなでワイワイ食べるご飯は美味しいです)
みんなで食事ができることに喜びを噛みしめていると、一人の使用人がヴィオラに声をかけます。
「奥様 お屋敷はご覧になられましたか?」
「ハイ!どこもかしこも素敵なお屋敷でうれしくなりました!あ…でも なんとなく寂しいというか人の気配を感じないというか…?」
ヴィオラのその言葉にシュンとなる使用人たち。失言してしまった!とヴィオラは慌ててフォローをいれますが、
「いえ きっと本当のことでございます。何年もお屋敷に女主人が不在ですとやはり華がなくなるものです。
それにここ数年はご主人様も別棟でお過ごしで こちらは寂しくなる一方でしたから…」
と寂しそうに呟くダリアと暗い表情をする試用人たち。
その姿にヴィオラは皆をこんな暗い表情にさせていられないとある決意を固めます。
「…大丈夫です!私がお屋敷をよみがえらせてみせますから!」
「さあっ 始めますよ~!」
ミモザの制止も聞かず、使用人のワンピースに着替えるヴィオラ。
そして、みんなと一緒にモップでお掃除をしたりお花を飾ったりするのでした。
何もしないでボーとしているよりもイキイキと働いている方が性に合っているヴィオラ。
実はヴィオラは貴族ではありましたが、借金を抱えている貧乏貴族。
雇っていた使用人は執事とメイドの2人だけだったので家事や料理などは全て自分たちでやっていたのです。
しかし、ここは名門公爵家。
当然、公爵家の奥様にそのようなことをさせていると世間に広まれば、公爵家の名に傷がつく。
そのため、誰にもバレないように(もちろんサーシスにも内緒で)使用人ライフを満喫するのでした。
そんなある日、あることをきっかけにサーシスが変わり始めます。
夜会に出なくてもいいと言われていたのに、夜会に出て欲しいと頼まれたり(今までは彼女と行っていた)、本邸で食事をしたり。
(サーシス様がいると、せっかくの楽しい使用人ライフが送れない。早く彼女さんのところへ帰ってほしい…。)
そう嘆くヴィオラに、さらに驚くべき事態が!
何と本邸に乗り込んできた(サーシスを奥様に盗られたと思って)彼女「カレン」にサーシスが「別れる!」宣言をしたのです。
その理由はもちろんヴィオラ。
きっぱりと別れて健気に頑張っているヴィオラを守りたいとカレンに言い放つサーシス…そんなサーシスを睨みつけるカレン。
しかし、肝心のヴィオラというと…
「あの~…ちょっとよろしいでしょうか?盛り上がっておられるところ大変申し訳ないのですが…確認したいことがございまして…ええと彼女さんと別れるとおっしゃいましたが…私との契約はどうなるのでしょうか?」
「は?」
「え?」
これにはサーシスもカレンも驚きを隠せません。しかし、そんな二人にヴィオラは続けます。
「彼女さんありきのお飾り妻でございましょう?なのに彼女さんがいなくなってしまったら、お飾りの私は不要になってしまいます。なので今後、旦那様が他の方と正式な結婚をされる場合に非常に微妙な立場になってしまうというか…」
ヴィオラのこの言葉に青ざめるサーシス。
「な…カレンと別れるとは言いましたがヴィオラとも婚姻を解消するとは言ってません!私はヴィオラがいいと思ったから別れようと…!!」
「え…気の迷いか何かですよね…?そんなこと急に言われましても、旦那様のことをそんなふうに見たことも思ったこともないですから 困るんですよ」
「…やはりですか…」
ヴィオラに愛されていないことを改めて知り、ガクリと肩を落とすサーシス。
そしてヴィオラの台詞に笑いが止まらないカレン。
こうしてカレンとサーシスは別れることになるのですが、サーシスといえばヴィオラを離すものかと契約条件を変更を求めてきて――…。(引用元:木野咲カズラ・原作 徒然花「誰かこの状況を説明してください!~契約から始まるウエディング~」より)
感想
ヴィオラの健気さに心を打たれて改心したサーシスですが、喜んでいるのはカレンを嫌っていた使用人たちだけでヴィオラは戸惑います。
まさか自分に惹かれはじめてるとは気付いていませんでしたし。
ただカレンと喧嘩しているから本邸に入り浸っているだけだと思っていましたから。
さて、この漫画はコミカライズなので原作があります。
もちろん私は原作の方も読んでいるのですが…サーシスの片思いっぷりがおかしくてしょうがない笑
そして、周りも引くぐらいのヴィオラLONEに。
漫画の方が原作よりも個人的には好みなので、漫画でもサーシスのヘタレっぷりが描かれるといいなと思っています。