サタンの炎?一変した日常「青の祓魔師1巻-1」ネタバレあらすじ&感想

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もう二度と戻らない日常。

 

燐が選ぶものは…。

 

青の祓魔師1巻のあらすじと感想(ネタバレあり)です。

 

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あらすじ(ネタバレあり)

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両親がいない兄・奥村燐と弟・奥村雪男は、父親代わりで祓魔師(エクソシスト)兼神父の藤本がつとめる修道院で暮らしていた。

 

頭も良く品行方正な雪男は、医者を目指しており超名門「正十字学園」の生徒。

 

かたや燐は、喧嘩に明け暮れる毎日で藤本からも一人で生きていけるように早く仕事をするように言われていた。

 

そんなある日、燐は藤本の知り合いの料亭で面接をすることになる。

 

面接へ行くために街へ出た燐だったが…

 

(んだコレ…。なんか黒いのめちゃくちゃ飛んでるよ……虫!?なんで誰もきにしねーんだ…!?気のせい…!?…いや俺の目がおかしいのか??)

 

何故か街中に黒い虫のようなものが。それなのに誰も気にも留めていないよう。これは気のせいなのか…?そう戸惑う燐に声をかけてきた人物がいた。

 

「奥村くーん!」

 

それは昨日の喧嘩相手「鳩殺しの男」。

 

その声に振り返った燐は彼の姿を見てギョッとしてしまう。何故か彼にシッポと角がついていたのだ。

 

おまけに〝虫〟にも物凄くたかられている…その姿を不審に思う燐だったが、「謝りたくて…ちょっと時間あるかな」という彼の一言に話を聞くことに。

 

しかし…

 

「幾ら払えばいいかな?」

 

「は?」

 

実は彼は雪男と同じ名門校への入学が決まっており、妙な噂が流れては困ると、燐に口止め料を払おうとしたのだ。

 

「いらねーよ 言わねーし。話終わりか?じゃー俺用事あるんで」

 

最初から誰かに話すつもりなど毛頭もない燐は相手にしないで帰ろとする…しかし

 

「とっときなって。弟の奥村雪男だってさー 必死でガリ勉して奨学金で入学したんでしょ つまり借金じゃん!カワイソ~学費の足しにすれば?」

 

ゴッ!!

 

弟をバカにされてついに手が出てしまった燐。しかし、彼の仲間に取り押さえられてしまい刃物で顔を――…

 

(殺される!!殺…)

 

その時だ。

 

ボッ

 

突然、燐の体から青い炎が。

 

「な…なんだこれ…」

 

自分に何が起こったのか全く分からず動揺する燐。そんな燐に鳩殺しの彼は口を開く。

 

「その青い炎は正真正銘〝魔神(サタン)の炎〟……!!…この時をどれ程待ったことか…!ずっとずっと若君を探しておりました…!さあ 参りましょう…!父上様(サタンさま)がお待ちです!」

 

「さっ…サタ…ン!?」

 

サタンの炎とは一体――…しかし、そこに、藤本が現れる。

 

詠唱を唱え、鳩殺しの彼に憑いていた悪魔を祓う藤本。そして藤本は覚醒してしまった燐をあらゆる者から隠さなければ…と燐を連れて走り出すのだった。

 

しかし、事態が掴めない燐は藤本に問う。

 

「?ま まてよ!!隠れる…覚醒ってなんだよ!?ってか俺は…俺はなんなんだ…!?」

 

「お前は……悪魔の子供だ」

 

「は!?」

 

「悪魔が人に生ませた…しかもただの悪魔じゃない。魔神(サタン)の落胤だ」

 

サタンの息子――…?

 

 

修道院に到着し、燐を守るための準備を始める藤本は、〝神隠しの鍵(如何なるものも如何なる場所に隠すことができる)〟と〝降魔剣(古から伝わる魔剣で、燐の炎を移植して鞘で封印してある。

 

抜けば燐の体は悪魔に戻り二度と人間としては生きられない)〟〝一件だけ登録された携帯電話〟を燐に渡し、修道院を出るように告げる。

 

しかし、事実を受け止められない燐はそんな藤本の気持ちを踏みにじり、悪態をついてしまうのだった。

 

「働けつったくせに人間じゃなくなったら…どっか行けっていうのかよ!!」

 

「そうじゃない!お前を守るためだ…!!」

 

「守る…!?結局放り投げんだろ!綺麗ごというな!!は…どうせ他人だもんな…親子ごっこなんてもうやってらんねんだろ。正直にいえよ!二度と父親ぶんな!!」

 

パン

 

悲痛な面持ちで燐を平手打ちする藤本。

 

「言い争っているヒマはない 大人しく言うことをきけ!!」

 

「……解った」

 

二人の間に流れる微妙な空気…その時、藤本が突然胸を抑えて苦しみ出した。

 

「あ…しまった!俺としたことが……!行け!!俺から離れろ!!」

 

離れろと言われたものの突然苦しみ出した藤本を心配し近づく燐。しかし、藤本の表情は悪魔そのものだった。

 

藤本は、燐の言葉に動揺してしまい、魔神(サタン)に憑かれる隙を与えてしまったのである。

 

「オレはサタン。悪魔の神様 お前の実の父親さ。さあ 行こうぜ虚無界(ゲヘナ・悪魔の住む世界)へ」

 

藤本に憑いた魔神(サタン)はそう言いながら、燐を引きずり虚無界へと連れ去ろうとする。しかし――…!!(引用元:加藤和恵「青の祓魔師」より)

 

 

感想

久しぶりに読み返して、「雪男はサタンの炎を受け継ぐことが出来なかった」と藤本が言っていたことを思い出しました。(二卵性双生児だけど雪男は体が弱くて力を許容できなかった)

 

だいぶ先まで読んでいて、雪男に問題があることも知ってしまっているのですっかり忘れていました。

 

1巻-2を書くので、ガッツリの感想はそちらで!!